薄雲の中、C天体4種 | getaのブログ

getaのブログ

お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

Getaの天体写真集サイトへもどうぞ。
https://sites.google/view/geta-tentai

昨夜は曇りの天気予報だったので撮影は諦めていたのですが、寝る前に空を確認すると薄雲状態でした。ところどころ星が良く見えているところもあったので無理をして撮影してみました。

 

撮影したのは未撮影のC天体4種です。

結果はやはり雲の影響で全然ダメな写真になってしまいましたが、未撮影のC天体の穴埋めができたので良いことにします。

画像が良くないので、そのうち撮り直しするつもりです。

 

 C16 NGC7243 とかげ座にある散開星団

あまり目立たない散開星団で、境界も分かりにくいですが、この写真だと日の丸の赤い部分くらいがこの星団です。

 

 C17 NGC147 カシオペヤ座にある矮小円銀河

アンドロメダ銀河(M31)の伴銀河で、天の川銀河を含む局所銀河群の一員でもあるそうです。

銀河としてはかなり暗く、透過率の小さいフィルターを付けると写りにくいと思います。

 

 C18 NGC185 カシオペヤ座にある矮小楕円銀河

M17と同じように、アンドロメダ銀河(M31)の伴銀河です。

活動銀河で、2型のセイファート銀河に分類されるそうです。

 

 C69 NGC6302 さそり座にある惑星状星雲

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した写真で有名ですが、この写真はその面影もありません。

条件がよければもう少しきれいに写るかもしれません。

この星雲はちょっと変わった形をしており、「バグ(虫)星雲」「ちょう星雲」などと呼ばれています。

自宅ベランダからの撮影だと、高度が低いので建物の陰になるため望遠鏡を高い柱の上に設置しないと撮影できません。

なので小さい望遠鏡しか使えず、きれいに撮ることが難しいのです。

また、南方向は比較的近いところに山があり、雲が出やすいのでなかなか良い条件になりません。

 

分かりにくいと思うので次の写真を参考にしてください。

 

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したC69(NGC6302)の写真

Demise in ice and fireから引用

 

【使用機材】
   鏡筒 :P130Nの鏡筒(D=130mm f=650mm)
   架台 :AZ-GTi
   カメラ:ASI585MC
   フィルター:ZWO Duo-Bandフィルター、UV IRカットフィルター使用
   その他:ASIAIR PRO