SAOもどき(IC443) | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
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天気がずっと良くないので、なかなか星空を拝めないですね。

ノートを捲ってみると1月16日以来、撮影してないです。

 

ところで、最近はハッブルパレット(SAO合成、海外ではSHO合成と呼ばれているらしい)の写真をよく見かけるようになりました。

これはハッブル宇宙望遠鏡の創造の柱などで有名になった配色方法で、鮮やかな色が出てきれいな表現ができる面があります。

 

これは、モノクロカメラに各色のフィルターを付けて別々に撮影し、

   Rチャンネル(赤)に   SⅡ 

   Gチャンネル(緑)に   Hα

   Bチャンネル(青)に   OⅢ

という割り当てをするようです。

(このように並べてみると海外風に、SHO合成と呼んだ方が適切な気がしますね)

 

ということで、SAO合成はモノクロカメラの独壇場ですね。

私はカラーカメラしか持ってないので門外漢ですが、似たようなことはカラーカメラでもできないことはないだろうと思い、暇にまかせて「SAO合成もどき」をやってみみました。

 

使用した画像は、以前撮影したIC443(クラゲ星雲)です。

 

 使用した画像(元画像)

 

RGB分解したあと、いろいろと配分を変えてから合成してみました。

(恒星は別処理しています)

元画像はほとんどの成分がRなので、それで決まりと言った感じですが、それでも多少はG、Bにも配分しています。

 

 SAO合成もどきによるIC443

  もどきである証明に、明るい恒星だけを赤色にしてみました

 

遊び半分でやってみましたが、結構いい感じですね。

惑星状星雲にきれいな色が多いですが、そんな雰囲気があります。

こうなると、ちょっと芸術っぽい?ですね。

 

ただ、気を付けないといけないのは、一般の方に、本当にこんな色の天体が存在すると思われないように注意書きをしないといけないかもしれません。

以前、NASAがクリスマスツリー星団(コーン星雲)を緑にしたら、緑色だと思い込んだ方が多かったようです。

 

今は満月期なので写真は撮りにくいですが、早く良い天気になって欲しいものです。