昨夜は雲の少ない良い天気でした。
こんな時とばかりに、いろいろ撮ってみました。
今回はそんな中で撮影しやすくなってきた
木星状星雲 NGC3242(惑星状星雲)
をアップします。
この星雲は名前がややこしいですね。
惑星状星雲という種類の星雲ですが、木星状星雲という名称が付いているということです。
大きさや形が木星に似ているのでそういう名前が付けられたようです。
この星雲は何回も撮り直しをしたくなかったので、いろいろ設定を変えたり、撮影方法を変えたりして撮ってみたのですが、苦戦しました。
中心星がなかなか出てくれませんでした。
実は、昨夜と一昨夜の二晩に渡ったって撮影したのですが、中心星が出てくれたのは一昨夜に静止画撮影したものだけでした。難しいものですね。
● 木星状星雲 NGC3242
静止画をスタックしたものです
ということで、何とか写真になってめでたしめでたしです。
しかし、これだけでは面白くないので、名前の由来が正しいか木星と比べてみました。
● 木星状星雲と木星の比較
次の写真は、木星状星雲と木星を同じ条件で撮ったものです。
大きさや形がよく似ていますかね?
比較のために撮ったので画像は良くありませんし、あまり画像編集していません。
(惑星の撮影は下手なのでそれなりにしました。また、今は気流の状態が良くないようです)
木星状星雲 木星
どちらもビデオ撮影したものですが、木星状星雲の淡い部分まで入れると確かに大きさは同じくらいですね。(写ってないですが、最初の写真のようにもう少し淡い部分があります)
しかし写真では色や模様はかなり違うような気がします。
望遠鏡で目視すると同じように見えるのかもしれません。
惑星状星雲は色が綺麗なので好きなのですが、これでまた撮影済みのものがひとつ増えました。
もうひとつ撮りたい惑星状星雲があるのですが、高度が低いのでベランダからは無理なようです。
【使用機材】
鏡筒 :SE-200N(D=200mm f=1000mm)
架台 :EQ5 GOTO
カメラ:ASI585MC
その他:ASIAIR PRO、ZWO Duo-Bandフィルター