紫金山彗星は、2023年12月25日に近日点(太陽に最も近づく地点)通過ということでしたが、その日は曇りだったので、昨夜(26日午前2時ころ)撮影してみました。
最近にも撮影していますが少しのフレームしか撮れなかったので、今回は
60秒で64フレーム
撮影してみました。
しかし、やはり雲と風に邪魔をされ思うようにはいきませんでした。
まず、画像の良くないものもすべて(64フレーム)使って、DSSによる
恒星基準スタック、彗星核基準スタック、恒星彗星とも停止させたスタック
の3種類です。
● 64フレーム使用してスタックした画像
◆ 恒星基準スタック
60秒64スタック(以下同じ)
◆ 彗星核基準スタック
恒星が薄くなって点線になっているところは薄雲によるものです
◆ 彗星、恒星とも静止させたスタック
● ガイド不良や雲の影響のあるものを削除してスタック
◆ 彗星、恒星とも静止させたスタック
60秒30スタック(トリミングあり)
彗星の上部にある白い線はスタックにより発生したものです
(アプリの機能が、まだ完全ではないようです)
すべての画像を使って彗星核基準でスタックしたものが一番よく分かる画像になっているように思います。
画像が良くなくても、すべての撮影フレームを使うのが良いようです。
尾が少し出ているのではないかと思います。
【使用機材】
鏡筒 :P130Nの鏡筒(D=130mm f=650mm)
架台 :AZ-GTi
カメラ:ASI585MC
フィルター:CLSフィルター
その他:ASIAIR PRO
各スタックにはDSS(DeepSkyStacker)を使用しました。