馬頭星雲とバーナード銀河 | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

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昨夜は晴れそうだったので準備万端だったつもりでしたが、いざ撮影しようとするといろいろトラブルがあってなかなか上手く行きませんでした。

 

最初は口径15cmの鏡筒を使っていましたが、ベランダからだと南天しか撮影できません。

月がまだ明るく星雲の撮影は無理なので銀河を撮ってみようと思ったのですが、今の季節、南天には目ぼしい銀河がありません。

 

そこで、口径20cmの鏡筒に替えて淡いNGC6822(バーナード銀河)を撮ることにしました。

しかし、この銀河は淡くライブスタック画面には僅かしか像が出てきませんでしたが、画像編集で何とか像が出てきました。

 

次は自分の領分ではないのですが、口径20cmの鏡筒を出したついでに土星と木星を撮ってみました。

しかし、惑星は撮り慣れてないのでトラブル続きでしたが、これも何とか撮影できました。

惑星は上手く撮影できなかったので、出すものがない時にアップするつもりで、今回は出さないことにしました。

 

そして最後に明け方の東空に出てきた馬頭星雲(IC434)を撮ってみました。

冬の天体なのでまだ早いのですが、ベランダからは西村彗星が撮れないので、その代わりに撮ってみました。

 

前置きが長くなりましたが、最初にバーナード銀河からです。

 

 NGC6822(バーナード銀河)

   120秒30スタック

 

この銀河は発見者の名前にちなんでバーナードの銀河と呼ばれているそうです。

いて座にあり、棒状構造のある不規則銀河ですが非常に淡いので、像を出すだけでも難しかったです。参考までに、次の画像はスタック直後のものです。

 

 

 IC434(馬頭星雲)

   120秒25スタック

 

おなじみの馬頭星雲です。

この馬頭星雲はちょうど出てきたところで、写真が撮れそうなギリギリの高度でした。

 

そこで、茜色(あかねいろ)に染まる空に、山の端(は)から頭を出してきた馬頭星雲をイメージして画像編集してみました。

いつも思うことですが、馬頭星雲付近のグラディエーションは何とも言えない美しさがありますね。

美しいものを美しいと感じる心を大切にしたいものです。

 

【使用機材など】
   鏡筒 :SE-200N(D=200mm f=1000mm)
   架台 :EQ5 GOTO
   カメラ:ASI585MC
   その他:ASIAIR PRO

       CLSフィルター(1枚目)ZWO Duo-Bandフィルター(2枚目)

       スマホ冷却ファン使用(約25度)気温27.9度、湿度80%のため結露あり