M97とM101、ソフトビニング(疑似的)を使ってみました | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

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最近、疲れ気味なので昨夜は天体写真を撮影しないつもりでしたが、少々風が強かったもののきれいに晴れていたので2天体だけ撮ってみました。

この最近ずっと午前4時ころまで起きているので睡眠不足がひどくなってきました。

 

それでも、昨日のブログ記事に書いたソフトビニングを使って画面をフラットにすることも試してみたかったのでひと踏ん張りです。

 

今までは、北天の天体を撮影する場合、高い場所に設置したAZ-GTiに口径10cmの反射鏡筒を載せて撮っていました。しかし、少し前に軽量の口径13cm格安望遠鏡を手に入れたので、これをAZ-GTiに載せて北天が撮れるようになりました。

 

そこで、昨夜はこの13cm鏡筒を使って北天の天体を撮ることにしました。

10cm鏡筒よりは少し綺麗に撮れるだろうと思っているので、北天の天体を少しずつ撮り直していくつもりです。

 

昨夜は、高度が高いところにあったM97とM101を撮ることにしました。

 

ということで、使用した機材は

   AZ-GTi、P130Nの反射鏡筒、ASI585MC、ASIAIR PRO

   フィルター(CLS,UV IR CUT)

などです。

 

 M97

   色は弄っていません。オリジナルを大切にしてみました

   120秒15スタック

 

 M101

   結構大きく写ります。 120秒30スタック

 

昨夜は時折風が強く、ガイドがかなり流されたのがあり間引いています。

 

 ソフトビニングによるフラット処理

ソフトビニングは、詳しく書かれているウェブサイトのリンク先を昨日のブログ記事に書いていますが、簡単に言うと、撮影した画像からフラットフレームを作成し、これを元画像に適用して画像をフラットにします。

 [ソフトビニングによるフラットフレームの作成]

   画素数を下げる ➡ トーンカーブ ➡ 明るさの最大値 ➡ ガウスぼかし ➡ 画素数を戻す

                       (3/5訂正)

今回はM101の画像を使いソフトビニングによる処理をしてみました。

私は、Photoshopなどの高級アプリは持っておらず、ステライメージはLiteバージョンしか持っていません。

ですから処理はGIMPでやったのですが、上記ウェブサイトと似たような処理はしたものの、全く同じではないので、フラット効果は少し違いがあるかもしれません。

(キュービック補間を疑似的に使いました)

 

  元画像 (今回はスタック時のフラットが比較的うまくいったので

       そこそこフラットになっています)

 

 元画像から作成したフラットフレーム

 

 元画像にフラットフレームを適用した画像

(画質を落としているので、画面上では違いが分かりにくいかもしれません)

 

一番最初に掲載しているM101の画像は、この画像を少し画像処理したものです。

 

ソフトビニングによるフラット処理は、元画像の画質をあまり損なわずにかなりフラットな画像にすることができるようです。

 

[参考]

フラットフレームの作成にはGIMPを使いました。

元画像にフラットフレームを適用するにはImage16というアプリを使いました。