フラットフレームを使ってマスク処理 | getaのブログ

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先日、天体写真の画像がフラットにならないというブログ記事を書きました。

画像がフラットにならない

 

1枚の天体写真を仕上げるのに3時間ほどかけましたが、もっと楽にできないものかと、その後もあれこれやっていました。

世の中には、StarNet++とかいう優れたアプリがあるようですが、星を消したりするのでかなり時間がかかるらしい。

 

効果はそこそこで良いから簡単にできる方法があればよいのに、ということで何の知識もない初心者がやることなので全然的外れかもしれませんが、ちょっとやってみました。

 

使用した画像は、前回と同じM81とM82が写っている写真です。

   フラットフレーム等を使いスタックしたもの

   中央付近が白っぽくなっています

 

前回も書きましたが、

   光害、月の光、迷光、周辺減光

などが入り混じった画像で中央付近が白っぽくなっています。

これはスタックするときにフラットフレーム等の処理をしていますが、あまり効果がありません。

 

そこでフラットフレームの画像をよく見てみると、白っぽいところの輪郭がほぼ同じなので、フラットフレームの撮り方がまずく効果が薄いのかもしれないと思い、この画像にもう一度フラットフレームの画像処理をしてみようと思いました。

 

ところが、スタック後の画像にさらにフラットフレームの処理をする方法を知らないので、GIMPでマスク処理をしてみることにしました。

 

マスクとして使ったのはフラットフレームをネガポジ変換して明るさを調整したものです。

すると意外にもかなりフラットになりました。

しかし、まだ白っぽい部分が少し残っていたのでさらにもう一度同じことをやってみました。

 

すると今度はほとんど白っぽい部分がなくなり、そこそこフラットな画面になりました。

 

 GIMPでマスク処理を2回して明るさとコントラストを調整したもの

 

処理にかかった時間は10分位だし、この程度までフラットになれば、初心者の自分には十分かなと思った次第です。

ただ、試してみたのはこれ1枚だけなので、他の画像でも上手く行くかは分かりません。

幾つか試してみたいと思っていますが、上手くできれば面白いですね。