M81 と M82 をMAK90で撮り直し | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

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昨夜は、前半はきれいに晴れていたのですが、後半は雲が出てきて撮れませんでした。

撮影した天体は、先日、悪条件で撮ったM81とM82です。

 

前半にさっさと撮ればよかったのですが、なかなか一筋縄にはいかず手間取って好機を逃してしまいました。

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撮影機材は

   鏡筒:  MAK90 

   カメラ: ASI585MC(クローズアップレンズ+2とフィルター1枚使用)

   架台:  AZ-GTi(赤道儀) ASIAIR PROで制御(オートガイド) 

などです。

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なぜ手間取ったかというと、MAK90は最近までASI385MCにレデューサー(×0.5)を取り付けて撮影していたのですが、同じようにしてASI585MCで撮影してみるとコマ収差がたくさん出てしまったのです。

 

ASI585MCはASI385MCよりイメージセンサが大きいので、ASI385MCでは画角の外にあった収差の多い部分が、ASI585MCでは画角の中に入ってしまったというこどだと思います。

 

そのため、収差が出ないようにいろいろ試しているうちに時間が経ってしまったのです。

結局、レデューサーは使わず、クローズアップレンズを使いました。

 

なぜレデューサー(×0.5)を使っていたかというと、MAK90は焦点距離が1250mmと長いため像が大きくて暗くなるので、焦点距離を短くするために入れていたのです。

このレデューサーを入れると焦点距離が800mm近くまで短くなりますが、収差が出るのでクローズアップレンズ(+2)に変えました。

 

(+3)のクローズアップレンズでもよかったのですが、(+2)の方が焦点距離はあまり短くならないものの収差の出方が少ないことは分かっていたので、時間の都合もあり確実な方を使うことにしました。

(+2)のクローズアップレンズで焦点距離は1040mmになりました。 

 

最初にM81を撮り、次にM82を撮りました。

M81の撮影開始時は雲がなかったのですが、終了直前ころから雲が出てきました。  

M82の撮影時は薄雲や流れ雲がかかっていたので、露光時間は予定の半分位です。

 

 M81 

  雲の影響はあまり受けていませんが、月が近くにありました

  180秒×20

 

 M82

  雲の影響が大きく、月も近くにありました  120秒×14

  撮影条件が悪く色彩感がないです  

 

M82は撮影条件が悪くきれいに撮れませんでしたが、M81は銀河の渦が薄っすら分かる程度には撮れました。

 

しばらくは月明りが酷いので、銀河を撮ってみたいと考えています。