ASIAIR PRO を有線LAN接続しました(最強のWi-Fi対策) | getaのブログ

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ASIAIR PRO はWi-Fiがよく切れるのが最大の弱点ですが、有線LAN接続してみました。

非常に使いやすくなったのでブログに書いておきます。

 

ASIAIR PRO はWi-Fiがよく切れるということで、Wi-Fiの中継機を入れていましたが、有線接続できないものかと以前から考えていました。ネット上に有線接続の情報も見当たらず、そのままにしていたのですが、余分なルーターができたので有線LAN接続を試みてみました。

何とか接続できただけでなく、便利になったこともたくさんあり快適になりました。

 

余分なルーターというのは、家庭内LANの大元のルーターの設置場所を変えたら、中継用にしていたルーター2個が不要になったのです。2台とも有線LAN接続できるかやってみましたが、どちらを使っても可能でした。

   不要になったルーター2種

有線LAN接続のやり方は他にも方法があると思いますが、他の方法を実際にやってみたわけではないので、私がやっている方法に限って書きます。他の方法をやってみる際にも多少は参考になるかもしれません。

 

また、私はAZ-GTiを赤道儀化して使っていますが、他の架台でもほとんど同じようにできるのではないかと思います。

 

接続方法の種類について

ASIAIR PRO や AZ-GTi を端末などと接続する方法は、説明書やヘルプに書いてある通り、次の2種類があります。

1 アクセスポイントモード

  アクセスポイントモードは端末などと直接つなぐ方法と考えると分かりやすいと思います。

2 ステーションモード

  ステーションモードは、ハブ空港とか自転車のハブのように、中心となるものを介してつなぐのをイメージすると分かりやすいと思います。今回の接続方法としては、ルーターを中心として ASIAIR PRO や AZ-GTi をつなぐと考えればよいと思います。ルーターを介して両方が接続できるということです。

 

なお、ASIAIR PRO、AZ-GTiともアクセスポイントモード、ステーションモードの両方同時に設定することができ、その場合、ステーションモードの相手となるルーターがない場合は、アクセスポイントモードでつながるようになるらしいので、特に設定を切り替えたりする必要はないようです。

 

接続のしかたについて

1 まず、家庭内LANに繋がっているルーターにASIAIR PRO と  AZ-GTi をステーションモードで接続します。

大抵の方は上の図のような接続をしていると思います。これを下の図のような接続にするということです。

◎ ASIAIR PROをステーションモードでルーターに接続する方法

  ASIAIRアプリで

    ASIAIR PRO Setting(Wi-Fiのアイコン)

    WiFi Setting

    Station Mode

と進んで、Station Modeのボタンを右に移動させてStation Modeをオンにします。

次にルーターのSSIDを選び、パスワードを入力して接続します。

普通は、AZ-GTiをステーションモードに指定していると思いますので、これをルーターのものに変えるわけです。(AZ-GTiをステーションモードに指定したときと同じ方法で指定します)

 

◎ AZ-GTiをステーションモードでルーターに接続する方法

   AZ-GTiの場合は、Synscan(Pro)のアプリを使ってルーターに接続します。

   まず、Synscan(Pro)のアプリを使ってAZ-GTiと接続します。

   接続できたら、設定(歯車のアイコン)をタッチして起動します。

   設定の中に、「Wi-Fi設定」の項目があるのでタッチして選びます。

   すると、「アクセスポイントの変更」と、「ステーションを変更する」という項目があるので、      「ステーションを変更する」の先頭にチェックをいれます。

   次にルーターのSSIDとパスワードを入力し、最後に画面右上にある「適用」をタッチします。

   左上のキャンセルで画面を抜けた後、Synscan(Pro)のアプリを終了します。

   Synscan(Pro)のアプリを起動させ、ルーターに接続できれば設定できています。

2 ASIAIR PROとルーターの有線LAN接続方法

  LanケーブルでASIAIR PROとルーターをつなぎます。

  ASIAIRアプリで

    ASIAIR PRO Setting(Wi-Fiのアイコン)

    Wired Ethernet

  と進みます。

  Automaticにして、「IP Address」などが表示(時間がかかる場合があるようです)されたら、「Save Configuration」をタッチしてセーブします。

上手く行かないときは、Synscanでルーターに接続する際に一瞬表示されるIPアドレスを参考に、末番の数字を他とダブらないように、それより少し大きめにして「Manual」で設定すると大抵うまくいくのではないかと思います。SynscanでAZ-GTiをルーターに接続する際に一瞬表示されるIPアドレスは、アクセスポイントモードのときと違う IPアドレスになりますから気をつけてください。

これで、私が今使っている上の図のような接続になったので、ASIAIR PROを有線ラン接続で使えるようになりました。

後はスマホとかタブレットをルーターに接続してアプリを立ち上げればアプリを使って、ASIAIR PRO と AZ-GTi を操作できます。

 

ただ、この場合、ルーターとAZ-GTiは Wi-Fi 接続になるので、あまり離れていたり遮蔽物があると接続が切れるかも分かりません。ASIAIR PRO と AZ-GTi を有線接続する方法もあると思います。私がしている上の図のような接続では、それ以上に使い勝手がよいのでお勧めです。

 

有線LAN接続とステーションモードを使った接続のメリット

1 ASIAIR PRO との接続が、Wi-Fi接続のように切れることがなくなります。

2 ファイルの転送速度が速くなります。

3 複数の端末から操作できます。

4 起動時にスマホでSSIDを切り替えなくてもよく、普段のWi-Fi接続でOKです。

5 1台のスマホでASIAIRアプリを使い、もう1台でSkySafariを使うようなことが簡単にできます。(SkySafariで設定する IPアドレス 127.0.0.1 Port番号11882)

 

有線LANの配線が1本増えますが、それ以上に使いやすくなります。

使ってみてはいかがでしょう。

なお、私は天体写真を初めて半年も経ってない初心者ですので、間違いがあるかもしれません。その際にはご指導をよろしくお願いします。

 

いつものことですが、この記事は私の経験したものを書いただけですから、同じことをされる場合はご自身の責任でお願いします。

 

それにしても今月は、パソコンが異臭を放って壊れるし、AZ-GTiは電源が落ちまくるし、散々な月でした。