ASIAIR PRO のWi-Fi対策
ASIAIR PROはハード、ソフトとも非常によくできた製品だと思います。私のような初心者でも簡単な操作でそこそこの写真が撮れてしまい感心しているわけですが、ただ一つだけ Wi-Fiが弱いらしく、すぐ近くでスマホ等を操作するときは大丈夫なのですが、少し離れると切れてしまうことがあります。もう少し強いと、少し離れたところで寝転がってでも操作できるわけです。
私もベランダに望遠鏡やASIAIR PROを設置して窓越しに部屋の中から操作していると、窓の近くなら大丈夫なのですが少し離れるとよく切れてしまいます。
先日、新製品の発表のあったASIAIR PLUSはこの部分も改善されており外部アンテナがついているようです。
つまり、ASIAIR PROは頑丈に金属で覆われているので電波が出てきにくいのだろうと思います。そのため距離が離れたり、障害物があると接続が切れてしまうのではないかと考えています。
ということで、ネット上でも色々と対策をしている方がおられますが、私もそれを参考に対策をしてみました。
私の場合、なるべく安くしたかったので、一般的に「ホテルWi-Fi」と呼ばれているものを買ってみることにして、ネット販売等で探してみました。そして
tp-link の
ナノ無線LANルーター TL-WR802N
大きさ 57mm× 57mm× 18mm
という機種を購入しました。アマゾンで2000円位でした。
この機種は設定を変更することにより5種類のモードを使用できます。
・ワイヤレスルーターモード(工場出荷時の設定)
・WISP(ホットスポット)モード
・中継器モード
・クライアントモード
・ブリッジモード
を使用できるのですが、今回の用途で使えそうなのは
・中継器モード
・クライアントモード
の2種類だろうと思って、両方とも設定変更して使ってみました。
説明書が日本語で、設定も日本語表示なので簡単に設定変更できると思います。
中継器モードは、ASIAIR PROが出したWi-Fiの電波を受け取り、Wi-Fiで出力するもので、設定をしてやれば、後は電源を入れるだけです。
このモードではルーターをどこへでも置いておけるのですが、
(1)最初はルーターを架台に載せてみました。
電源はASIAIR PROのUSBコネクタ(5V)から取りました。
この場合、Wi-Fは大分切れなくなりましたが、時々切れまし
た。
(2)次にルーターを、窓際に置いている机の上に置いてみまし
た。
電源はACアダプター(USB5V)から取りました。
(ACアダプターは付属していません。)
この場合は非常に調子がよく、ほとんど切れません。(正確
に言うと、まだ切れたことがなく、1階でも大丈夫なので、居
間でくつろぎながら操作できます。)
クライアントモードはASIAIR PROのLAN端子から有線でルーターに接続し、ルーターからWi-Fiを飛ばします。
電源はASIAIR PROのUSBコネクタ(5V)から取りました。
この場合、Wi-Fiは大分切れなくなりましたが、時々切れました。
以上のように試してみた結果、我が家の場合は中継器モード(2)の成績が良かったのでこれを採用しています。
有線でやるほうが安心という方も多いようですので、その場合はクライアントモードが良いかもしれません。
私の場合、なるべく架台には最小限のものしか載せないようにしていることもあり、(2)番で落ち着いています。意外に窓ガラスや外壁は電波を通しにくいのかもしれません。
中継器モード(2)の場合の設定は、ほとんど既定の設定で行い、SSIDは
[ASIAIR PROのSSID] + [ _ Ext]
に、しています。
(SSIDが同じだと分かりにくかったので区別するため 「_ Ext」
を付加しています。)
パスワードはASIAIR PROと同じにしています。
設定は難しくないので詳細は省略します。
【2022.03.13 追記 記載誤りがあったので訂正しました。】