地震が発生して早10日が経過しました。

被災地の皆様には一刻も早い住宅の確保、生活の再建をこころより願っております。



ところで震度5程度で何とか持ちこたえた首都圏ですが、見た目以上に今悲鳴をあげている状態です。早くもとても困った状況になってきました。


やはり一般車両が高速に入れない、物流の問題を筆頭にして、燃料不足の問題(ガソリン10L入れるのに3時間・4時間並ぶ)、交通渋滞、停電、これらによって完全に経済が麻痺しています。


うちのお客さんでもそうですし、材料が届かない、どこも困ると思う、こんなにも流通のスピード感は日本経済に不可欠なのかと、思い知らされた感じです。


ヤマト運輸ほかが東北方面の配送を再開したりして昨日あたりから徐々に改善されて来ましたが、比較的被害の少ない日本海側の経済も停滞してると思うので、支援のためにも、日本経済のためにも、流通の早い再開は必須だと思います。


ありがたいことにウチの会社は停電区域に含まれないのですが、だけれども自分の会社だけが回っても、全体が同じに回らないと意味無いんです。


うちの客さんの工場も東北にあったり、出来上がったデータがあっても、刷ろうとしたものに使われる紙が東北にあり、紙が無いために延期になったり、大変な事になっています。でも会社を動かして社員が会社に来ている以上 必要経費・給与分の売り上げを上げなくちゃなりません。


なのでもう、地震や原発の問題、自分たちにやれることはやり、余計な事はしないで、これから自分たちが頑張りようの無い部分ばかりに捕らわれてはいられないと思います。でないと共倒れです。


10日といえば1ヶ月の三分の一、しかも1月2月を過ぎて、3月は経済的には色々が動き出す時期。日本経済の低迷、この災害が起きる前の問題はなくなってはいませんから、そんな風に今みんな危機感を持っていると思います。


これから生活保護の方も増えるでしょう。復興に沢山のお金がかかります。

止まってはいられない、なんとか乗り切りましょう。

西日本の方もどうか盛り上げてください。

きのう地震後はじめて、電話で従姉と話しました。


地震の日は夜がほんとうに真っ暗で、それが得も言われぬ恐さだった、と言っていました。

ろうそくなんて無いので、サラダ油でつくる行灯のやり方を伯母さんに教わり、それで過ごしたそうです。

子供たちは学校は午前だけになって、しばらく欲求不満で変なテンションになってたようだけど、久しぶりにスポーツしたりして、やっぱり帰ってきたら違うね、って言ってました。

でも、節電のことが直ぐに始まって、昼はもちろん夜になっても使わない部分は、ほとんど電気を消したりしているそうですが。

でも、子供はそういうのは分からないから、電気点けっぱなしとかテレビ点けっぱなしとかする。

で、従姉が
「テレビ見てごらん?あの人たちは電気もなく寒くて、食物もなくて、辛くて頑張ってるの、だから私たちが我慢しなきゃだよ」
って、節電が東北の為じゃないって事は置いとき、話したそうで。

そうしたら、次の日、寒いから子供が帰ってきたら灯油ストーブつけようってやったら、

いつの間にかストーブ消してあって、家中のコンセントも抜いてあったそうで。


子供って純粋だな、ってすごく思いました。


ちなみに私には弟がいて、一回りほど年が下なのですが、

母の話では かなりの額を義援金に送ったそうで、自衛隊とかがボランティアやってたら行きたいぐらいだ、とか言っているそうで。
そんな部分があるのを今まで知りませんでした。


若い人や子供ってピュアなんだな、って 見て学ばせてもらった感じです。
今日買い物に行ったら、お米が山積みになっていてビックリ。他の品物もほぼいつも通りになってきました。

さて、地震もまだ注意が必要なんですが、今の心配事の大きなものは、あの原発の事だと思います。

まだ予断を許すものではないのが確かだと思います。

野菜などにも1500ベクレルとか?の単位の、放射性線物質が検出されたり、水道水にも何やら検出されて、一体どうしたら良いんだろう?って、これから もっとそういう事が広がりを見せるんじゃないでしょうか。

どうなるのか、いつまで続くのか分からない、これが一番で、現地の方がもっと不安だと思います。

私も牛乳や野菜が出荷制限になる日が来るとは思わなかったので、正直不安になりました。

普段は水道水になんかほぼ含まれない放射性物質が体に入って、そんなことが何を基準に安全なのか?雨ふったらどうなるの?

やっぱり口に入るもの、野菜や水は命ですよね。水がダメになったらどうにもこうにも。

で、そういう事とか、彼に話していたんです。

でも彼は
「自分は今の数値では何も心配していない、いつもと同じような行動をとる、それが良いと思っている」と言います。


「じゃあ安全なの?」「たぶんだけど、何日か前に買った茨城の野菜、私たち食べたよね」って聞いてしまいました。

ちなみにテレビで、茨城県は北海道に次ぐ農産物出荷量を誇る、って言っていました。首都圏ではだいぶ茨城野菜に頼っているんです。なのでほうれん草やら、その他もろもろ普通に食べた方も随分いらしたと思います。


で、「ヨウ素とかセシウムとか、半減期だとか言うけど、セシウムは30年なんだって。30年も体に影響あるとしたら、どうしたら良いの?」疑問になって彼に聞いてしまいました。


「あのさ、おまえも含めて皆わかってなくて騒いでて、こういう初歩的な話するの嫌なんだけど、ヨウ素もセシウムも既に体の中にあるんだよ。どういう型のものも体に入れば一緒なの、で、入ってきて余分だったら勝手に出てくから。ウンチとかおしっことか・・・怒」


そうなのか・・・。

ただ、今日八百屋さんに行ったら、西日本方面の野菜や果物がずいぶん入っていました。ニュースでは作ったものを潰している農家の方の映像。この先 農・畜産の方達にはしっかり保障をしてほしいです。


水や野菜を不安だと思う日が来るなんて思わなかったけど、それ程に大切なものなのも改めて実感します。このまま何とか終息してくれればと願っています。


雨がふれば支援の色々な動きが鈍くなるし、被災地の方は余計に大変だと思います。どうか早く、お風呂に入って、暖かい部屋で、ご飯や暖かい汁物を安心して食べられるようになりますように。


今日は原発の問題についても話し合ったけど、それはこの問題が落ち着いたらまた書きたいと思います。