私が営んでいる不動産賃貸業は、SNSなどで観ると、よく「不労所得」の代表の様な言い方をされています。
これは、実際に経験している私の意見から言いますと、半分当たっているけど、半分間違っている、と言えると思います
不動産賃貸業は、確かに、システム化出来て、その手法も確率されていて、一旦形が出来れば、非常に楽に運営する事が出来ます。
ここで注意して頂きたいのは、「非常に楽に運営できるが、不労所得ではない」、という事です。
普段の入退去などは、システム化されて、任せる管理会社さんがしっかりしていれば、自動化されている部分は確かにあります。
ただ、「不労」かといえば、とうとは言い切れません
きわどい判断を迫られる時もありますし、実際に自らが現場を観ないといけない時もあります。
特に、隣地との土地の問題や、家賃の滞納などは、大家が積極的に動くべき時だと思います。
それと、大家が管理会社を訪ねずほったらかしにしていると、やはり、向こうもいい加減に対応する様になりますので、気を付けるべき時は、気を付けないといけません。
そうは言っても、同じ金額を稼ぎ出すのに、それほど激しく動く必要はない、というのはな違いないとは思います。
そういう事から、大家はお年寄りが多い、ということもあると思います。
若い時は、収入を伸ばすためにがむしゃらに働いて、一定の資産を作ったら、それを収益不動産に振り向けて、老後をゆっくり過ごす、という人生は悪くないと思います。
最近は、若いうちからFIREとか言って、働かない選択を取る人が話題になっていますが、やはり若いうちは、バリバリ動いた方が働いている感じが出て充実感を得られると思います。
まあ、がむしゃらに働くのが好きではない人もいるとは思いますが。
人生と言うのは、収入だけに捉われず、楽しむという事も忘れてはいけないと思いますので、そのために一生懸命に働くという考えはあっても良いと思います。
昨今の社会情勢や経済環境を考えますと、そんなに悠長には構えられない状況が続いていますが、そんな中でも、将来を見据えて、色々と準備をすることは重要な事だと思います。
その準備の一つの選択肢として、収益物件の購入を入れても良いと思います。
それが絶対良い、という事ではなく、「選択肢の一つ」である、という事を強調しておきたいと思います。