先月は当一地方選挙があり、駅前では、地方議員を目指す候補者が一生懸命に政策を話していました。
その反面、投票率は過去最低という地域が多かったと聞きます。
あまり良い事とは言えないと思いますが、有権者は、自分の一票なんて大したことは、自分が投票したところで政治は変わらない、という人が多いという事です
確かに、一人ひとりの表は一つだけですが、それが集まれば大きな力になります。
私たち一般市民は、自分に何か悪いことが降りかかると、社会が悪い、政治が悪い、国が悪い、と言います。
何でも自分中心に考えてしまう傾向があります。
社会と自分は違う、という事をしっかりと認識していないと、他力本願、全て他人が悪いという考え方になってしまうのが恐ろしいところです。
その一つの証拠として、この平成の30年間はデフレで景気が悪く、実際に平均所得は全く上がっていません。
でも、科学技術は発展し、便利になり、スマホが登場し、仕事が上手く行っている人は、所得も上がっている人がいます。
社会が、世の中が低迷しているからと言って、その環境に甘えてしまうと、同じ状況に追い込まれる、という事だと思います。
まあ、実際にはこの30年で、経済は確かに行き詰まり感はありますけどね。
そこのところは、何とか仕事や生活パターンを工夫しながら、暮らし易くなって行けるように、考えて行く必要もあると思います。
私が尊敬する武田邦彦先生も、「社会は自分ではない」と仰っています。
参政党から出馬し、残念ながら落選してしまいましたが、そんな武田先生も、国が悪いとか政治が悪いとか、そんな言い訳はしないのです。
その証拠に、この平成不況の中でも、ご自分の仕事は成功し、お金には困らない体制作りが出来ています。
私が思うに、政治が悪い、という事が本当だとしても、それを言い訳に使わず、自分の本分を全うする。
そうすれば、お天道様がしっかりと見届けてくれる。
その上で、自分が影響を及ぼせる範囲で社会を良くするために活動する。
これが最良の道なのでしょうけど、中々、出来るものではありません。
そう考えると、武田先生は本当に凄いな、と更に尊敬の念を抱きます。
自分が出来ることを自分なりに一生懸命にこなす、という事が、簡単なようで難しい事ですが、それが最良の人生なのかな、と思ったりします。