私は以前から、起業を勧めていますが、そんなに簡単なものではない、ということも言っています。
私は以前に、遊技業を営んでいて、その時に大変な思いをしているので、起業を勧めるものの、そう簡単ではない、とも言うのです
それでも、お勧めする理由は、私が高卒で、受験も浪人を２年しても大学に入れなかったのに、現在は不動産賃貸業の会社をおこし、今年で１０年になる、という結果があるからです。
私の結果で言うと、大学に入るよりも、起業する方が簡単、とも言えると思います。
だからと言って、簡単に勧めるのではなく、十分な準備が必要だという事は間違いない事です。
実際には、特に飲食店に多いのですが、数百万円の借り入れをして開業したにも関わらず、失敗して借金しか残らない、という事例もあるからです。
参入障壁が低い商売に多くある事ですが、ろくな計画もなく起業して、上手く行くはずがありません
確かに、たまには運で上手く行く人もいますが、それはギャンブルを同じです。
やはり、事業ですから、綿密な計画があり、経営理念があり、強い思いがないといけないと思います。
それがあって初めて、上手く行くときは上手く行く、という事だと思います。
先程も言いましたが、大学に行くよりは難しくない、というのは業種や金額の問題もありあす。
私が営んでいる不動産賃貸業は、現在では非常に難しい業種の一つになっています。
それでも果敢にチャレンジする人は多いですが、多くの方が、戸建てや区分から始める人が増えています。
一番の理由は、融資が通らなくなっているので、初めの一歩を自己資金で始める人が多くいる、という事だと思います。
今多いのは、築古の戸建てを現金で数十万円から２００万円以下の金額で購入し、リフォームして賃貸する、というパターンですね。
区分よりは、戸建ての物件の方が数が多いという事で、戸建ての方が多いようです。
安く購入するので利回りが高く、早めに現金を積み上げ実績を付けて、３戸目位から何とか融資を組める事業に育てる、という感じですね。
物凄くスローペースで最初は大変ですが、銀行は過去３年分の決算を観て判断しますので、５年目位から何とか融資を組めるようになってくる、というイメージです。
なので、出来るだけ若いうちから始めたほうが良い、という事になりますね。
例えば３０歳で始めたとすると、４０歳の頃は１０年のセミプロになっていますので、銀行もそれなりに話に乗ってくれるようになると思うのです。
色々と話してきましたが、私の予想では、これからの社会は大企業でも普通に倒産する混沌とした社会になるかもしれませんので、自分自身がしっかりとリスクを考慮する考えを持つ必要があると思います。
そんな思いから、今回は起業について話してみました。