本日は10月22日ですが、ドル円が151円まで行き、世界規模での、経済危機が騒がれています。
ここ数稿は経済の話になってしまっていますが、私も個人的に、気になってしょうがないですからね。
それでも、今回は違う切り口で話してみたいのですが、少し考えてみて欲しいのです。
例えば、私は現在55歳ですが50年前を考えてみますと、格段に生活はし易くなっています
公共交通機関もそう、通信手段もそう、生活必需品の質もそうです。
あらゆる物が便利になり、暮らし易くなっています。
若い方、30代、20代の人でさえ、携帯電話やネット関連を見ただけで、便利になっている事を実感できると思います。
これが、100年単位で考えてみますと、もっとその差は顕著です。
ほんの200年前は、一般の人が自動車で移動できるなんてことは、夢の話でした。
それが、今では大衆でも、自動車で移動するのは当たり前になっています。
あらゆる生活が便利になり、また質も向上しています。
平成の30年間に給料は上がらず、デフレで景気は悪い、と一般的には言われています。
私は個人的に、これは金銭面だけを見ての比較ではないか、と思うのです。
私は、バブル景気の時代も知っていますが、あの時と今を比較しても、物資に関しては明らかに、今の方が便利です。
バブル時代は、確かに儲けている人が多いので、そのお金で無駄遣いをしているだけだった、という感じがしています。
私も週に数回、街に繰り出し、お酒を飲んでは、翌日はよく二日酔いになっていました。
今考えてみると無駄ですし、景気が良いというのは、無駄を容認するという事なのかな、とも思います。
この様に考えてみると、裕福である、というのはどのような状況を指すのでしょう。
私は、この点では参政党の意見とは違うのですね。
この30年で、他の先進国は給料が数倍になった、GDPが数倍になった、と言われます。
お金が儲かったら幸福なのか、とも思うのですね。
色々な幸福論があると思いますが、お金中心で考える幸福論には、無理がある様に思うのです。