これは昔からですが、考えるよりも行動が大切だとよく言われます。
これはこれでよく理解できる部分があります。
それは何故かと言うと、殆どの人が、ああなったら良いな、という妄想段階で諦めてしまうからです。
それなら、行動した方が成功する確率が上がる、という事ですね。
一理あります。
ただ、こういう事も言えるのです。
ろくに計画もせずに事業をスタートしようとしても、実際には資金が集まりません
だいいち、創業融資を優先に置いている、日本政策金融公庫でさえ、キチンと事業計画書を書かないと融資をしてくれません。
キチンとした事業計画なしに、投資先なんて見つかるはずもないのです。
そこで、事業計画を立てるのですが、この計画がまずい場合もあります。
何かの行動を起こそうとする時に、よくある事が、キチンと計画を立てる前に行動してしまうことです。
こういう事で上手く行く場合もあるのですが、多くの場合は、計画がキチンとあってこそ、その行動に説得性が出てきます。
勘違いするのは、調査ですね。
調査を、行動と勘違いするのです。
調査と言うのは、傍から見ると確かに行動なのですが、事業に置いての行動と言うのは、ビジネス活動のことを言います。
なので、その前段階での調査は、計画を立てるための行動であって、事業活動とは別の次元で考える必要がありますね。
そうなんです。
ビジネスはそんなに甘くないのですね
私は時々、ごちゃごちゃ言うなら起業した方が良い、という言い方をする事があります。
その理由としては、ビジネスを簡単に考えている人がいるので、一度経験して、その難しさを理解して欲しいから言うのですね。
ただ、難しいからこそ、やってみる価値があるとも言えるのです。
なので、調査と計画をみっちりやって事業計画を作り、その計画書で公庫から融資が得られれば、そのビジネスは成功する確率がうんと高くなる、という事だと思います。
融資が通るという事は、少なくともその段階では、公庫はこのビジネスは上手く行くと考えている、と言えるからです。
これからの社会は混とんとして、今までのようにはいかない部分も多くあると思います。
人生は一度きりなので、自分の夢を追いかけて、何かにチャレンジするのは、悪い事では無いように思います。
ただ、随分前にも言ったように、除けるリスクは出来るだけ無くした方が良いに決まっています。
例えると、家族を持った40歳以降の方は、リスクが高いと言えます。