コロナ問題で、緊急事態宣言以後、宣言が解除されても在宅で仕事をしている人が相当数いるという事です。
この状況下で、特にIT関連企業などがオフィスの必要性に疑問を抱き、もっと小さいオフィスに引っ越したり、思い切って郊外にオフィスを借りたり、という動きが出ているそうですね。
コストのことを考えると、会社は利益を出さなければいけない組織ですから、当然と言えば当然ですね。
港区の家賃が月に200万円掛かるオフィス、郊外の家賃が50万円のオフィス、全く業務に差し支えない場合は郊外の50万円の物件に軍配が上がるでしょう。
中にはオフィス「必要なし」なんていう社長さんもいるみたいですね。
ある記事で、入社してすぐに在宅勤務になった新入社員の話が載っていましたが、分からない事があると、社内チャットを利用して先輩社員に質問するのだとか。
先輩社員が忙しい時は、その返事に数時間かかる事もあるという事です。
オフィスであれば、その場で聞くことが出来るので、ほんの数分で解決する事が、数時間掛かるという事は、それだけその人が仕事を覚えるまでに時間が掛かるということになりますね。
ビジネスというのは、人を育てる事が凄く重要ですし、人が育ってこそ、そのビジネスを成長させることが出来ますし、また維持する事も出来ます。
最先端を行っている所謂GAFAなどのIT企業も、一定の土地に立派なオフィスを構えています。
最先端IT企業ですから、全ての業務を在宅で出来るのでは、と思ってしまいますが、そうではありません。
やはり、社員同士のコミュニケーションがビジネスにおいて大変重要であると認識している、という事なのだと思います
先日、ここ数か月の間はズームで参加していた勉強会にリアルと言いますか、現場に行って参加したのですね。
全ての方を良く知っているので、ズームでも何のそん色もない勉強会が出来ていると、今まで誤解していたのです。
やはり実際にお会いしてのコミュニケーションというのは、何と言いますかね、その場の空気とか、間とか。
そういう部分から伝わることもあって、理解度が全く違うと感じたのですね。
直接のコミュニケーションの大切さが分かりましたし、巨大IT企業が立派なオフィスを構えるのも納得出来ました
確かに、全ての業務が直接的なコミュニケーションでなければいけないという事ではありませんが、一定の基準を設けて、両方組み合わせる、という事が大切なのだと思います。
現地に足を運ぶのには、時間も掛かるし運賃も掛かるし、手間が掛かる事なのですが、それも必要なことである、とハッキリと認識できたのですね。