私の周りでは、起業するために準備をする人、起業したいと勉強をする人が多くいます。
サラリーマンの方が独立して起業した理由の多くは、収入をもっと得たいから、だと思います。
親や親せきなど、周りから良い大学に入って良い会社に入れば将来安心、と言われて来たのに、実際に会社に入ってみるとどうも違う、と思う人が多くいます。
私はサラリーマンの経験がありませんので、その様な方の気持ちは分からないのですが、私の不動産の師匠や私の大家仲間には、サラリーマンを辞めて専業大家になった人は何人もいます。
サラリーマンを辞めた理由には色々とあります。
人間関係、収入面での将来の不安、健康面での将来の不安、仕事が忙しすぎる事により家庭不和・・・
本当に色々とあります。
そこで私の大家仲間はどうしたこと言うと、一念発起して勉強をしたのですね、独立起業して今の環境から脱出しようと
ここまで私は簡単に話していますが、私の大家仲間は不動産の購入していますので、初めは怖かったと思います、銀行から借金するのは。
なので、初めのうちは失敗を覚悟で小さい金額から始めている事が多いです。
私の師匠は初めは、現金で戸建てを購入することから始めています。
聞いてみると、これは失敗だったようです。
何が失敗だったか、というと、利回りばかり追って、その後の修繕の事が頭に入っていなかった、という事ですね。
ここで、その事を一つ学んで、次に・・・。
そこでもまた学びを得て、次に・・・。
この様な感じで、会社を辞める頃には銀行から5億円以上の借り入れをして、数棟の物件を所有し安定化させていた、という事です。
何が言いたいかというと、学びというのは失敗から得られる、という事なのです
これは当たり前の事です。
上手く行っていれば、学びなんて得られません
失敗するから学べるのですね。
それを日本の学校教育では、失敗する事は悪い事、として教育していきます。
これは親にも同じことが言えます。
よく聞く話で、受験に失敗できないから、確実に受かる大学を受ける、というのがあります。
子供は、失敗しない事を前提に入学した大学なので、モチベーションが上がらない訳です。
なので、ろくに勉強もしないで4年間を過ごして社会に出て行きます。
そういう子供の将来は可哀想です。
そんなこと言ったって、お金が無いから一浪なんてさせられない、という意見も当然あると思います。
私は、そんな時には無理に大学に送らずに、就職するというのも一つの手だと思うのです。
子供は、そこで挫折感を一時的には味わうかも知れませんが、そういう失敗経験を積むことが将来に繋がると思います。
私の周辺にも、順調に大学まで卒業したのに、その後の社会での活動では、全く上手く行っていない人が少なからずいます。
私はつくづく思いますが、このブログでも散々書いていますが、若い頃に苦労して本当に良かった、と思っています。
20代半ばのころにバブルが弾けて、30歳の時にメインバンクが破綻して、債権がサービサーに譲渡され、失敗というか、社会の底辺を這って来た感じです。
ただそこで色々と学びを得られたからこそ、今の私があると思うのですね。
これもここで何度も言っている事ですが、独身で20代までは、買ってでも苦労した方が良い、というのはホントだと思います。
20代での苦労は後の思い出になりますが、私くらいの50代での苦労は、本当にしんどいと思います。
若い方は失敗を恐れずに行動してください。
それと、これは当然の事ですが、再起不能なほどの失敗は、当たり前ですがダメです
私くらいの年になると、小さい失敗もし難くなりますからね。
そういう感じで、行動していきましょう