目標設定のことで、まず始めに思い浮かべるのは、ナポレオンヒルの「思考は現実化する」ですかね。
ナポレオンヒルは、鉄鋼王になったアンドリュー・カーネギーの成功のパターンを研究して、成功法則を見つけたそうです。
思考は現実化する・・・・
私も読みましたし、多くのビジネスパーソンがこの本を読んでいると思います。
でも、その通りになった人は、それほど多くはありません
私も、若い頃に設定した目標よりは、遥かに低いところにいます。
イチローや、石川遼、最近では渋野選手など、自分の目標を大きく設定し、それを実現している人との差は何でしょうか。
「思考は現実化する」で有名なフレーズで、「目標は、実現したかのように、明確にありありと思い描く」というものがあります。
私は、個人的には、これは正しいと思っています。
でも、よくよく考えてみて欲しいのです。
例えば、イチローですが、小学校6年生の時点で年に360日の激しい練習をしています
石川選手も渋野選手も、おそらくそうでしょう。
そうなんです。
目の前に、既に達成したように目標をありありと思い描くには、そういう風になるような、確固たる自信がないと、そういう風に思い描けないのだと思います。
だいぶ低い例に成ってしまいますが(笑)、私の例で言いますと、今は一棟物2件(3棟)と区分を8戸所有しています。
最初に設定したものよりも、低いですがそれなりに上手く行っている、と思っています。
そうですね、3年位前だと思いますが、これから数年で自分が行けるところは、この辺りかな、という目測が立つようになりました。
そうすると、より現実的な目標設定が出来るようになります。
それが今の状態です。
始めは、一棟物しか考えていなかったものが、区分の良さを知り、方向転換をしています。
そうなんです
目標をはっきりと、目の前にありありと思い描くには、それ相応の実力と、それまでの経験と、それに裏打ちされた自信がないと、そういう想像が出来ないのですね
イチローの小学校の卒業文集が凄く話題になりますが、3年生の頃から年に360日の激しい練習している小学生がいますか?
それを4年間も続けた経験をもつ小学6年生というのは、その辺の大人よりも、よっぽど出来た人間だと思います
このような事から、私は、目標設定というのは、紙に書くとか、ありありと思い描くとか、良い場所が良い、とか、そういう事ではなく、その人がどれだけ真剣に考えているか、どれだけ自信があるか、という事の方が大切なのではないか、と思ったのですね。
だから、実現出来る人と実現できない人が出てくるし、実現できる人が圧倒的に少ないのだ、と思うのです。