安部政権について、最近の報道や世論の意見はおおむね好意的な内容が多いように見えます。
私は、政治評論家ではないので政治のことは分かりませんが、経済的には良い面、悪い面色々とあると思います。
まず、良い面で言えば、雰囲気が良くなった、という事。
景気と言うのは、「気」という言葉がつく事でも分かるように、気持ちの部分が凄く大切だと思います。
雰囲気ですね。
景気が良くなりそうな雰囲気になると、何だか気分が高揚し財布の紐が緩む、というのは本当にある話です。
ただ、問題はサラリーマンの収入がこの20年で下降線を辿っているという部分です。
雰囲気が良くなっても、使えるお金がない、と言う本末転倒の事態に成りかねないです。
そのために安部政権が打ち出した経済対策が、公共投資です。
公共投資を必要な規模行うと、建設や土木といった基盤産業にお金が流れます。
そうすれば、その周辺産業にも好影響を与え、全体的に収入が上がる。
そうすれば、そこで働く人の給料が上がるので、消費が伸びる、という計算です。
私はこの意見を聞いたときに、確かに一理あるな、と思いました。
兎に角、国民の収入を増やす政策を取る必要があると思います。
それとは反対に、今度の悪い面は、民主党政権時代に合意した、消費税の凍結をしなかった点。
消費税と言うのは、その名の通り、消費にかかる税金です。
特例措置と言うことで、非課税項目をどれだけ設けるか、という部分に視点がすり返られていますが、そもそも消費税自体が、折角増えた収入を皆が、雰囲気が良くなかったから使いたくなる、という気分を阻害してしまう、元凶です。
なぜ、消費税を凍結しなかったのか?
そもそも、景気が良くなれば、今までの5%でも十分に税収は増えますし、企業が儲かるので法人税も増えます。
そして、みんなの給料が増えるので、住民税や国民健康保険などの地方歳入も増えます。
この、良くなる循環を増税が邪魔してしまうのですね。
景気が良くなれば、ほーーっておいても税収が増えるのに。
これが、官僚政治といわれる、政治の負の分だと、よく言われています。
それと、次回の参議院選挙では日本の方にもっと積極的に選挙に参加して欲しいと思います。
私たち、在日には選挙権がないので参加できないのですが、国民が政治に意思表示できるのは選挙だけです。
選挙に参加できる、二十歳以上の方々は、日本の将来の舵をとる責任を負っていると思うのです。
特に、20代の若い方たちは、自分の将来と子供たちの将来をも考えることになります。
それと我々、中年以上の人たちは、その若者たちに適切なアドバイスをする責務があります。
日本の将来は、日本国民の手に掛かっているのです。
私は、直接的な行動は取れませんが、大好きな日本をもっと住み易い、そして子供たちが平和で明るく元気よく成長できるような、そんな日本にするために、私なりの努力を精一杯して行きたいと思っています。