開発コードIDは一気に前進 --- インジェクター洗浄機より遥かに低価格で! | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 2010年ごろに、インジェクターの内部や噴口が閉塞し、DPF再生不良やPM排出量増加、燃費悪化他、もうインジェクターが機能しなくなったりすると新品に交換するのは高価だからと、外して先端を洗浄、内部は、実際に稼働させながら溶剤で洗うと言うものが市場に出てきた。

 

 正直なところ、このやり方には言いたい事があるが、今ではかなり市場に浸透しているから、懸念点は、実際のデータを集めずに意見を言うのは技術者としては控える事にする。

 

 一般論として、燃料に入れる清浄剤でいうと、清浄剤が内部スラッジを落とし始めた時点から、マイクロスクラッチを起こす事が判りはじめ、清浄力があればいいと言うものではないのが判りはじめると、一気にスラッジ除去する事は、何十万km使うのだとしたら、危険が伴うと言う事である。だからこそ、ディーゼルのインジェクター清浄剤は注意が必要。ZERO-D7は、多機能性を持たせ、無理なく徐々に、そして、燃料が炭化しないよう細心の技術で処方している。ここまでたどり着くには、かなり調査した結果である。

 

 それゆえ、取り外さなくても十分行けると判断したことからID=(取り外したインジェクターの洗浄方法)の開発は中断された。一つは、取り外し揮発性有機溶剤を使い、超音波洗浄、実際に溶剤を使ってインジェクターを駆動しながら噴霧までさせるのだから、見た目も綺麗になるのに比べると、若干洗浄力が悪いと言う事もあった。

 

 ところで、例の清浄剤Aには、実に驚異的な性能があり、従来のIDの処方などより、次元の異なる効果が出た!

 

まずは、長年放置していた噴口が閉塞したインジェクターを探し、その噴口を見てみると、

こんな感じである!穴の中には、デポジットがあるのが判る。それをID処理すると・・・、

噴口が真っ黒に見えるのは、デポジットは綺麗に除去されているから。この作業、小学生でも安全に、手間いらずの簡単処理でここまでデポジットが除去できた。この清浄剤Aは、一切金属腐食など起こすようなものでもなく、手についても洗えば大丈夫なほど安全が高い。この作業に要した作業時間は、僅か5分である!万が一、先端部が1㎜程のデポジットで覆われていたとしても、せいぜい作業は全工程で15分ぐらいだろうか!

しかも、この清浄剤Aは、まだ分子設計は途中段階、完成しきっていないから更なる可能性を秘めている。

 

 これは、インジェクターを外す手間を惜しまない整備工場の方には、何十万円もの洗浄機を購入し、溶剤のランニング費用だったり、外注で清浄器洗浄を依頼するより遥かに低コストで、自社工場内で行えて、作業性と安全性全てにおいて画期的である。誰でもが簡単に安全に処理できる事。しかも噴口内部まで貫通しているはずで、内部の洗浄はZERO-D7で十分である。後日インジェクターに燃料圧を掛け、パルス信号を送って、噴霧を確認する予定である。これで、完璧だったら、それこそ、洗浄機は要らなくなる可能性がある!

 

 今後更なるデータを収集し、商品化に結び付けっる自信がついた結果である。すでに、販売をする際の4気筒インジェクター4本の処理費用は、IDの費用だけで!ほぼ器具は何処にでもあるものを使うだけだ。これに、普段からD7を使っていれば、外すことも20万km以上必要ない!ようになる。

 

 まさに、清浄剤の世界が変わるかもしれないポテンシャル。静的な清浄にはこれ以上のものは無い!と思える程。知的財産処理も考えといた方が良いようだ!毒性のある塩素系溶剤や気化する様な有機系溶剤とは全く異なる安全な清浄成分である事が、一番の優位性である!まして、ちょこっと作業すれば、噴口閉塞したデポジットを除去できてしまうのだから!