Peugeot307HDi136 --- 復活??? | Driving On the Earth - Part2

Driving On the Earth - Part2

Driving On the Earth-Part2
今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 ここ2週間程、Peugeotは、トラブルと言うか、エンジンがスタートできずにいた。理由は、一度EGRが固着したためだと思うが、加速しない事があって、エラーログをみたら、燃料圧異常?

 

 という訳で、燃料フィルターを疑い交換を試みるも、実に綺麗である。現在まで使用してきた添加剤からすると、スラッジなど発生させないと言う確信があっても念のためとの思いである。これなら交換の必要など全くないからそっと抜出、フィルターケースの底にたまったスラッジの清掃を済ませ、フィルターを戻して、軽くエア抜き、エンジンをかけると、ボンとスタート。そしてトトって回ったとたんエンスト。以後は、いくらセルを回しても一切エンジンはかからない。エア抜きが全くできていなかったからと、しっかりゴムのしゅぽしゅぽを押してエア向きをしても、全くダメ!その後も、エラーを覗くと、燃料圧異常・排気ガスシステムエラー・吸気センサー異常等次から次へとエラーコードが溢れ、2005年モデルを見ると、ほとんどがポンプ不良、サクションコントロールバルブ焼き付き、インジェクター不良等、20万km無事に動くことはないと言う情報ばかり。もうだめなのかと思いながらも、とりあえず、ちょっと弱くなったバッテリーをメインテナンスモード充電を繰り返し、新品化。それでもスタートせず、ついにはエンジン載せ替えまでも考え始めた矢先、JAVELさんのS君に相談、色々検討した挙句、『それって、かなりエアかませてません?』『多分シュポシュポエア抜きしながらセル回せばかかるんじゃないかな?』とのアドバイス。そういえば以前フィルター交換時に、エンジンがかからず、同じ手順で処理したことを思い出した。

 

 要するに、思い込みで、そろそろ燃料ポンプは寿命を過ぎている!通常、2005年モデルだと、だいたい長くても18万kmでインジェクターの寿命。ポンプも20万km持てば優秀!って言う情報があったので、どうしても、そろそろ?って思い込みがあった。まして、特殊な新清浄剤候補の前段階で、排気側のカーボンを溶かす成分を使い、さらに燃費向上させる技術を評価中で、これが原因かもとか?との思い込みばかりだった。

 

 だが、S君曰く、タンクに低圧の燃料ポンプ付いていないから、メインポンプが軽油を吸い上げるしかなく、エアをそれなりに吸い込むと、セルを回しても引くこともできなくなるので、エア抜きのシュポシュポを押しながらエンジンをスタートしてスタートしても、しばらくエア抜きが完了するまでシュポシュポする必要があるとのアドバイス。実際、スタートしたからシュポシュポ止めたら直ぐにエンスト! 再スタートしてからしばらくシュポシュポしていたら、全く問題なくなった。同時に全てのエラーすらドライブコンピューターの表示から消えてしまった。ログはもちろん残っている。

 

 そういえば、このアドバイス、他の人にも自分自ら行った記憶がある。実際自身でもこの事を疑っては居たが一人で全て行う事ばかり考えていた事、思い込みと言うか、疑ってばかりだったことから、本当のトラブルを見抜けなかったのは、やはり、ボケたのかもしれない!

 

 とりあえず、エンジンはフルに回しても、何度となく、ポンポン踏み込んでもバーと回転を上げオフにして、回転が下がる瞬間踏み込んでも見事に追従する。問題はなさそうである。

 

 思い込み!新しい技術、情報過多! でも何で自分の技術を信じられなかったのか!エンジンスタートできなかったサクションバルブやポンプ不良でも、入れてしばらくすれば動かせる添加剤成分は使っているのに・・・。ネットにある、さまざまなトラブルばかりに気を取られ、自分の作り出した技術を忘れた事には、我ながら残念な気持ちである。やはりポンプもインジェクターもまだまだ大丈夫なんだと実感する出来事だった。