清浄剤A --- 大きな問題!でも大丈夫??? | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 さて、色々な清浄剤の評価をしたエンジンにて、最新の清浄剤候補とした全く新しい分子構造を持つ原型ともいえるサンプル清浄剤Aの評価は、静的性能は、それこそ現行のGA-01をも上回る最高の清浄性と安定性、そして燃える時には、一瞬で燃えると言う特性も最高と判断する現行GA-01を上回って、さらには熱安定性自体も引火点で見れば、数十度高くなっている=分解温度が高い!から、まさかこの仮の分子構造でもそこまでの性能かと期待した。

 

 ところが、もともと実車でテストができるかといえば、ある不安があったのも事実である。分子量が適切でないとガソリンに対する溶解性が悪くなり、高濃度では解けないかもしれないと薄々気が付いていて、この予想が当たってしまった!完全に溶解しないのだ!

 

 本来必要な濃度を、3種類合成したものすべて、車ならGA-01のボトルに入れて燃料タンクに入れたとしても、ちゃんと混ざるかを見届けなければならない。だが、タンクに投入しても見えないから何でもかんでも使えるなんて思ったら大間違いである。

 

 ところで、TLがバイクを評価に使う一つには、添加する際添加剤をGA-01と同じ容器に添加量を入れガソリンで希釈、濁り他溶解性も含めて目視している。今回も必要添加量を計算、重量を図りボトルに入れ、その後ガソリンをを加えて行き、溶解の仕方を見ていると・・・、おやおや一部が分離しているように見える。ポリマーだからというより分子構造からして、やはりな!って感じである。この状態では評価はできない!

 

 という訳で、何十年にもわたり学んだ処方技術を基に、溶解性改善剤を模索、僅か10~20%新清浄剤に加えると、何もなかったかのように、3種の分子量に対してガソリンに簡単に溶解するようにできた。中身は秘密である。燃焼に影響もないし、清浄にも影響しないものであるのは、当然である。

 

 その前に、市場の清浄剤を評価したのだが、どれも今一、

一番最後の日付=右下は、現在TLが安い原料しか入らなくなった場合に、その時の事を考えて作り上げた仮処方したものを使ってみたもの。せめてこれぐらいにならないと、清浄剤と言うにはいかがなものかと言いたくなる。ただし、このデポジットは、エンジンオイル+ガソリン重質分で作り出したタールが焼き付いた様なデポジットを生成させたもので、一般市販の商品では落ちにくいのは確かである。GA-01でも右下よりちょっといいかなと言った感じで一気に100%落とせる清浄剤など現状無いのは確かである。

 

 今は、現行の処方でできる限りのものを使い綺麗にした後、その状態で、特殊な評価をしてみたいと思う。MajestySも可溶化剤の特定の前に給油しないといけなかったので、最新のZG-P1Rの改良型を評価中である。