円安 --- 明らかに価値バランスが崩れてる! | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 海外に比べ異常なまでに日本の物価が安すぎるのは、明らかに、為替が作り出した不釣り合いだと言える。

 

 しかし、政府や日銀は、色々な事を言っているだけで、実際は、莫大な国債への金利負担を恐れ、放置した状態である。主な理由を米国のインフレだと言うのだが、日本は、金利上昇をあえて先延ばしているだけで、本来借り家に対する金利上昇で経営が成り立たなくなる企業自体、冷たいようだが単に永らえているだけであって、決して健全な経営ができている訳では無い。半面、企業全体の新陳代謝が遅れ、ますます経済は回復しない。

 

 以前、Nissanさんの経営を引き継いだゴーン氏が、不採算工場を閉鎖、人員整理を行い経営を改善した時には、大きな反発はあったものの、経営は大幅に改善していった。海外では、生き残りのために、思い切った改革をとるのは決しておかしいことでは無く、それを避け続けた今の日銀のやり方は、あまりにもでたらめで、責任逃れのようなやり方である。

 

 このまま、インバウンドばかりに期待すると、そのうちに円高になったとたんに、その方面の投資した資金は回収できないなんてことになるのは目に見えている。

 

 もっと戦略的な日本の将来を示さない限り、日本は破綻すると思うのは、自分だけだろうか?まあ、自分が生きている間には、きっと何も変わらずかもしれない。

 

 良く米国に防衛を頼らなければ、絶対に防衛は無理という考えを示す人が居るが、米国が日本を守ってくれると思うったら大間違いで、盾にして米国を守る行為をしても、日本を守るために犠牲にはならないと言う事実が見えないとしたら、実にお人好しな島国人だと言うことだ。世界を見て歩いてくると、その国の本質が見えるものだ。その点、やはり北欧、特にDKは、一味違う国だと思う。『飛行機は落ちるもの!』これを教えてくれた国でもある。

 

 日本の本当の価値と為替があまりにも不釣り合いであるのに、それを是正できないのは、輸出産業自体は、既に力が無いと言う見方もある。まずは、内需と賃金上昇無しには何もできないとも言えそうだ。

 

 とにかく、為替を戻さない限り前には進まないだろう!