神奈川県に住む女性(27)は12年勤めた会社を年末
で辞めるつもりだ
不妊治療と仕事の「両立」を初めて四年
「このままでは両方とも中途半端になる」と感じたからだ
排卵周期に合わせて進む不妊治療は計画が立てにくい
1日がかりの治療が必要な体外受精を始めてからは、
通院日を予想して出張や会合を入れないようにする
調整で、いつも頭が一杯だ
その挙げ句に卵胞が育たずに治療が延期になったり、
「じゃ、明日来て」と直前になって早まったりすると、
イライラは頂点に達する
不妊治療をしていると上司に告げてはいるものの、
治療の為に仕事を抜け出したり、「母親が入院した」
とウソをついたりするたび、罪悪感が襲う
女性社員も多いメーカーだけに、産休や育休の制度
は充実している
二人の子供がいる後輩が「うちの会社は、働くママに
優しい」というのを聞くとモヤモヤした気持ちが広がる
「ママになる為に、休暇が必要な人もいるのに」
それでも、仕事を辞めるつもりはなかった。一回に
50万円近くかかる体外受精の費用を夫に頼りたくな
かったし、何より仕事が好きだ
続く
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朝日新聞 記事より