虐待。わずか1歳半の次男 黙らせるために叩いた | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

 

「虐待」という言葉を聞くと、メディアを賑わすような鬼のような親が子供に暴力を振るうという事件を連想します。

 

 

しかし、そんな人間の皮をかぶった悪魔のような「親」は、ごくごく少数ではないでしょうか?

 

 

多くの場合は、子育てに苦悩し、解決策が見つからず、わが子に手を挙げてしまうような「普通の親」だと考えています。

 

 

始めは感情が高ぶった結果、ついつい手を挙げてしまったのですが、それで子供が泣き止んだことで、次第に日常的に暴力で解決しようという「習慣」になってしまった。それが表面に出たときに「虐待」というレッテルを貼られてしまう。

 

 

 

 

柴田のコンサルにも、子供に暴言や暴力を日常的に奮っているという親からの相談も少なからずあります。

 

 

専門家に相談するということは、虐待がまだ始まって間もない時期になります。といっても数ヶ月、数年という期間にはなってはいるのですが…。

 

 

今回、ご紹介するのは、柴田と顧問契約を結んだお客様ではありません。あるサイトで見つけた事例です。

 

 

 

わずか1歳半の次男 黙らせるために叩いた

 

「やっぱりギャーギャー泣く時期、1歳半頃からスタートした。頭を張り倒し・・。吹っ飛んでも、それがなんか全然気にならないというか、ああまた泣いたわ、くらいにしか思わない自分がいた。『うるさいあなたが悪い』としか思っていなくて、『だから怒るんよ!』と。今思うと、都合のいい、言い訳だが、当時はそう思った。」

 

「とにかくうるさいから黙らせるために叩いてしまい、もう止められなくなっている。止められなくなってまた叩いて続けてしまう。自分の手が痛いんですよ、パンパンになって。叩きすぎて。それで、叩くのをやめるという形だった。」
 

 

当時、虐待をしているという認識はあったかどうかという問いかけには「全然なかった」と答えた。

 



お腹を痛めて産んだ愛する我が子を吹っ飛んでしまうくらいに強い力で頭を張り倒す…。一歳半の幼い子供はその暴力を防ぐ手段を知りません。

 

 

柴田が今までコンサルした経験から言えることは、暴力で子供を支配しようとしていまう母親には、心のトラウマを抱えている場合が多いのです。

 

 

ご紹介した母親にもこんな過去がありました。

 

 

 

愛されなかった幼少期 虐待の経験がもたらす感情


実は、ヨシコさん(仮名)自身も幼い頃、実の母親から虐待を受けていた。

 

 

「お前は口答えする!とよく耳を引っ張られたり、殴られたりすることもしょっちゅうあった。」と話すヨシコさん。

 

 

殴った場所が顔だとわかるから、腹や背中、おしりを殴られたという。母からの虐待は、ヨシコさんが中学生になる頃まで続いた。

 


「早く大人になりたいって思っていた。早く大人になったらあの家を出ていけるって」

 

 

 

 

母親からも暴力を振るわれていたのです。暴力で育てられてきた人は、それが子育てだと勘違いしてしまい、頭では暴力はいけないことだとわかっていても気がついたら暴力を奮っていたということがよくあります。これが虐待の連鎖です。

 

 

「これではいけない」「なんとかしなければいけない」と心の何処かで自分の行動を反省するのですが、どこに相談していいのかがわからないという状態が続くと次第に暴力がエスカレートしていくのです。

 

 

子供が泣くと暴力で黙らせようとしますが、最初のうちは余計に泣き叫びます。そうなるともっと強い力で暴力を奮ってしまう。

 

 

そのうち、子供は泣くことを我慢するようになります。しかし、その目は憎しみの目に変わっていきます。その目を見ると「親に向かってその目はなんだ!」と、またまた暴力で従わせようとしていまうのです。

 

 

虐待の背景には、母親のトラウマだけではありません。パートナーとの関係も大きく影響しています。

 

 

  • 父親である夫が育児を丸投げする。
  • 「仕事、仕事」といって家に帰らない。
  • 「子供が泣くのはお前にしつけがなっていないからだ」と妻を責めてばかりいる。

 

 

 

そんな日常が繰り返されることで、妻である母親は逃げ場を次第に失っていくのです。そして、はけ口を幼い子供に向けてしまう。

 

 

それが虐待が起きている多くの家庭でも見られる光景ではないでしょうか?

 

 

少しでも、「これはいけない」「この状況をなんとかしなければ」と思っているなら、今すぐにご相談下さい。行政にも窓口はあります。

 

 

とにかく自分ひとりで解決しようと考えないことです。誰かに相談することで今の状況から抜け出す緒(いとぐち)が見つかる可能性が出てきます。

 

 

柴田も多くの母親を救ってきた経験があります。今の虐待を止めるために母親の心の底に眠っているトラウマを探り出し、その解決方法を一緒に考えアドバイスすることで虐待の状況から救い出してきています。

 

 

昨日も、コンサルを続けているママから、こんな言葉を頂きました。

 

 

子ども達にイライラすることもありますが、気が狂うように怒鳴ることは明らかに減りました。

 

 

 

虐待と言っても暴力を伴う身体的虐待だけではありません。性的虐待や心理的虐待、育児放棄という虐待など四種類の虐待があります。それぞれ単独で発生することもありますが、それぞれの虐待が複雑に絡まりあって起こる場合もあります。

 

 

柴田のコンサルでは、虐待を引き起こす環境の改善も一緒に考え、最適な方法を提案させて頂いています。

 

 

もしあなたに心あたりがあるのでしたら、一日でも早く、今の状況から抜け出して頂きたいのです。子供の笑顔を取り戻し、子育ての楽しさに目覚めて頂きたいと心から願っています。

 

 

そのために全力を注ぎ込んで一日も早く解決させて頂きます。育児は本来楽しいものです。今の苦しみから抜け出しましょう!

 


あなたも、頑張っていれば必ず報われるときが来ます。分からなくなったら、すぐに信頼できる人や育児の専門家に聞いて下さい。

 

 

子育ての期間は、あっという間に終わってしまいます。天国から舞い降りてきてくれた天使を育てているのです。楽しくて当たり前です。

 

 

子育てに、悩みは出てきて当然ですが、それを小さいうちに片づけましょう。そうすれば、育児の楽しさが見えてきますよ。

 

 

 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間をパートナーと共に楽しんで頂きたいですね。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


※ご注文確認メールが、いつまで経っても届かない場合は、こちらをご覧ください。