イヤイヤ期の対処法、自分のやりたいことを表現させる | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。あなたは、お子様のイヤイヤ期に頭を悩ませてはいませんか?

 

 

あなたやパパががお子様のイヤイヤ期の悩みを抱えている一方で、あなたのお子様も様々な葛藤に苦しんでいるということをご存知でしょうか?

 

イヤイヤ期とは、あなたやパパから自立する時期なのです。自立したいという意欲が出てきたから反抗的になるのです。



自分の「意志」を自由に出せるということは、子供にとってたまらなく楽しいことです。「歩くこと」も「話すこと」は自分でやろうという「意志」がないとできないことです。

 


今まではあなたやパパに抱っこしてもらったり、ベビーカーに乗せてもらったりしなければどこへも出かけることは出来ませんでした。

 

 

また、言葉が話せないために、泣くことで自分の気持ちを察してもらえるように、アピールするしか方法がなかったのです。

 

 

何をするのもあなたやパパに頼りっぱなしでしたが、でもそれももう卒業の時が来たのです。



「歩くこと」や「話すこと」という能力を与えられたため、自分の「意志」で、ある程度のことができます。“自分で自分のことができる”という能力を身に着けたことが子供にとってはたまらなく楽しいことなのです。

 



 

 

親のあなたから見れば、イヤイヤ期の子供は、なかなか言う事をきいてくれなくて困りますよね。でも、それは子供が獲得したばかりの「自由」を制限されたことに対して「イヤイヤ!」とご機嫌ななめになっているのです。

 

 

そんな悩みの壁にぶち当たってしまった京都にお住まいのママからのメールをご紹介しましょう。

 

 

 

最近、娘はいやいや期なのかうまくいかないと「いらん!いらん!」というようになりました。


 

たとえば、水筒を取りたくて机に手を伸ばすと、うまくとれなくて落としてしまった時、本当は水筒がほしいのに「水筒いらん、いらん」と言って泣きます。

 

これは、本当は自分でやりたい!でもうまくできない。だから、手伝ってほしいけど自分でやりたいという葛藤ですか?


 

テキストにある、どこまでを見守って、どこまで助けてあげたらいいのかちょっとわからなくなってしましました。アドバイスお願いします。

 


 

 

こちらのお嬢さんは、現在1歳10ヶ月です。イヤイヤ期に入ってきましたね。イヤイヤ期は、お子様の成長・発達にとって避けては通れない道です。

 

 

あー言えば、「イヤ!」。それじゃあと こー言っても、「イヤ!」。「どうすればいいの?」と悩んでしまうママがほとんどですね。


 

そんな時には、気楽に相談できる専門家がいれば安心ですね。早速、コンサルさせて頂きました。

 

 

 

◯◯さん おはようございます 柴田です。


今の時期にしっかりとしつけをしていきましょう。1歳2ヶ月から2歳までの時期には、毅然としたしつけが何より肝心です。

 

この時期の赤ちゃんには、親の権威と闘い続け、それに勝とうする欲求が強く見られます。そんな行動が出た場合、親の立場から見て、それほど問題のないところでは、時には赤ちゃんに譲ってあげるのがいいですね。

 

“たまに譲る”と言っても、なんでも言いなりになったり、家庭の統制をとる責任を放棄するという意味ではありません。

 

今回の◯◯子ちゃんの場合には「ちゃんといいなさい」という言葉を使ってみて下さい。1歳10ヶ月という月齢は、赤ちゃんが欲求不満を抑えられる限度が一番低くなります。

 

 

また、この時期には、使う言葉も多くなってきます。ですから、赤ちゃんが欲求不満を募らせているようだと思った時には、「ちゃんといいなさい」と言ってみるのがお薦めです。

 

赤ちゃんは最初、周りの世界は自分だけのためにあり、自分だけを中心に回っていると思うものです。これを“自己中心性”と呼びます。しかし、1歳10ヶ月になってもその考えが通用すると思わせてはいけません。


特に初めての子供だと、いつまでもそう思わせてしまいがちです。でも、そんな風にしてしまっては、かえって子供のためになりません。


子供が親にとって、とても大事な存在であり、その子の欲求や関心は特別に大切にしているということは、もちろん教えてあげなければいけません。

 

 

しかし、それと同時に、周りの他の人、特に親も同じくらい大事な存在なのだと言うことも教えなければなりません。

 


この一見、相反するようなことを子供に伝えておくことが、上手に育てるコツなのです。一度お試し下さいね。

 

 

 

 

アドバイスさせて頂いた当日に、ご報告を頂きました。

 

 

 

さっそく、今日も椅子が、欲しいのに欲しい位置になく、いらんいらんといったので、「ちゃんといいなさい」と言うと「いす、ほしい」と言いました。

 


そして、洗い物の途中だったので、「椅子の上にあるものをどかして、机に持っていってごらん。できるよ」というと、ちゃんと自分で物をどかして、運んで座り、こちらを見て「できた」ととっても満足げな表情でした。

 


柴田さんの的確な一言、すごい魔法の言葉のようでした。私もうれしくなっていっぱい褒めました。ありがとうございます。

 


 

 

赤ちゃんの発達や個性もそれぞれです。その赤ちゃんにあった働きかけをすることが、イヤイヤ期を楽に過ごすコツです。

 

 

僕のアドバイスを直ぐに実践するママも素晴らしいですが、一歳10ヶ月で、自分の考えていることを「いす、ほしい」と、ちゃんと話せるお嬢さんも素晴らしいですね。 

 

 

イヤイヤ期に悩んでいるあなた。専門家に気楽に相談して下さいね。育児に悩むのはもったいないですよ。

 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間をパートナーと共に楽しんで頂きたいですね。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


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