【Day21】2023.1.4水 ポートルイス到着前夜 | 旅ヲタ医師の読影クルーズ日誌~魅惑のマダガスカル編~

旅ヲタ医師の読影クルーズ日誌~魅惑のマダガスカル編~

クルーズ船で究極のテレワークを行いながら、インド洋の未踏の国、マダガスカルを目指します。

今朝は今クルーズで初めて日の出の瞬間を拝むことができました。同じ頃にはデッキ担当のクルーがペットボトルで自作したと思われる容器を使って窓掃除をしてくれていました。こういう細かいメンテナンスのお陰で、部屋の窓からちゃんと景色を楽しめるんですよね。

 

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日の出!

 

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雲は多かったのですが

 

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こんな感じで窓掃除

 

さて、明日はモーリシャスのポートルイスに入港します。個人的には96カ国目の訪問国となります。本クルーズは「モーリシャスプレシャスクルーズ」ですので、おそらく本クルーズのハイライトとされているであろう寄港地です。3泊4日も寄港するのも頷けます。


モーリシャスと言う国を初めて知ったのは、中学生の頃に南アフリカ航空機(台北→モーリシャス→ヨハネスブルグ)がモーリシャス沖で墜落した時だと思います。乗客乗員全員死亡の痛ましい事故で、日本の水産会社の方々が多く犠牲になりましたが、この事故でアフリカ近海で日本人が漁業を行っていること(おそらく我が家の食卓にもその魚が並んでいたでしょう)、そしてこの便の出発地が台北だったことを知り、当時の南アフリカが中華人民共和国ではなく、中華民国と国交があった点に興味を持ちました。そして、アパルトヘイト政策を取っていた南アフリカの南アフリカ航空は上空を飛べない国がアフリカに複数あり、上空通過できず遠回りするために、当時おそらく最も航続距離の長かったB747SPを導入し、ヨーロッパに行くのに北米経由で飛ぶ便もあったことなどがわかりました。今でこそイスラエルのテルアビブにアラブ首長国連邦のエミレイツ航空が乗り入れるような時代になっていますが、航空路線を見ていると国際関係がよく反映されていて、こんなことがきっかけでいろいろ調べているうちに気候や地形などにも興味が及び、僕が理系なのに地理の偏差値だけが異常に?高かった遠因となっています。フランス領のレユニオン島を知ったのもこれがきっかけと思います。

 

詳細はこちら(南アフリカ航空295便墜落事故)

 

午前中は仕事を済ませ、クルーズディレクターの星野さんの毎度の寄港地解説へ。ポートルイスの港はまっすぐ進入するだけのシンプルな入港になるようです。午後からは藤原幸一先生のドードーなどのお話。僕のハンドルネームの由来となったドードー。飛べなかった鳥でとっくの昔に絶滅しており、ちゃんとした剥製も残っていないみたいですが、江戸時代の出島に連れて来られた記録があり、日本も無縁ではないようです。

 

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独特の雰囲気の「☆の部屋」は夜の定番?ですが、寄港地編は昼間に行われます

 

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ポートルイス付近の海図

 

夕食にはカツオのたたき。もしかしてマーレの市場で仕入れたもの?。高知の船中八策と合わせ、美味しくいただきました。

食後は毎度の夕日タイムですが、やはり雲に邪魔されてしまいました。

 

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カツオの夕食

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

 

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今日の夕日