暦も6月に入り、南茅部の養殖真昆布の水揚げも間近となりましたが、それを前に海の安全と大漁を祈願する南茅部の一大イベント「ひろめ舟祭り」が開催されます。
今年は6月9日(土)、会場は臼尻漁港です。
「ひろめ」とは、その昔、このみなみ北海道でアイヌが採取してきた昆布を統治していた和人が荷受け管理する際に、日本海側の昆布を細長かったことから「ほそめ」と呼び、太平洋側の幅広で身が厚い「真昆布」を「ひろめ」と呼んで管理しており、このイベントもそうですが、地元で人気の温泉宿「ホテル函館ひろめ荘」さんの名称もこれに由来するものです。
南茅部を象徴する「真昆布」=「ひろめ」というわけです。
今年で33回を数えるこのイベントも今では地域外からも毎年楽しみにいらっしゃる方も多く、ネットのSNSや動画サイトにはその人気のプログラムである「船漕ぎ競争」や「漁火パレード」の模様が数多くアップされています。
(船漕ぎ競争)
(漁火パレード)
そして、会場内には物販・飲食ブースも立ち並ぶとともに地元漁協婦人部さんが真昆布を出汁にふんだんに使い、エビかご漁で獲れた南蛮エビの出汁も加わった、これぞ南茅部のおふくろの味とも言える「浜鍋」(味噌汁)も販売されます。
(物販・飲食ゾーン)
(浜鍋みそ汁)
さらにステージ広場では、夜のメインアクトに各地のイベントでその盛り上げには定評のあるお笑いコンビ「テツandトモ」が登場するほか、ものまねタレントの翔子さん、演歌歌手の近江亜矢さんの歌謡ショー、さらには郷土芸能やダンスパフォーマンスなどが行われるのですが、中でも今年は地元の南茅部高校書道部さんの書道パフォーマンスに注目。
これまでもさまざまなイベントで書道パフォーマンスを行っており、過去のひろめ舟祭りでも披露されていますが、今回は、会場となっている臼尻漁港のすぐそばにある「厳島神社」にちなみ、総本社がある広島の宮島から、書道家であり、世界遺産宮島観光大使でもある「坂口赤道」氏を招き、南茅部高校書道部さんとのコラボでパフォーマンスを行い、出来上がった作品は厳島神社宮司によって祈祷され、そのあと厳島神社に奉納されるとのこと。
(南茅部高校書道部さん)
(書道家・世界遺産宮島観光大使:坂口赤道氏)
(厳島神社)
どんな作品が出来上がるのか楽しみです。
そして、当日は好天に恵まれ、無事に開催されることを祈ります。
当組合は「第33回ひろめ舟祭り」を応援しています。
また、当組合ではここ函館南茅部で水揚げされた最上級の函館真昆布、がごめ昆布を丹精込めて製品化し、みなさまにお届けいたします。
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