2026年5月16日(土)
今朝の新聞で、佐藤愛子さんが4月29日に老衰で亡くなられたことを知りました。 102歳。近親者で静かに見送られたとのことです。
100歳を超えても新刊を出し続け、あの歯切れのよい文章を保っておられた佐藤さん。 「九十歳。何がめでたい」など、年齢を重ねることのしんどさもおかしみも、包み隠さず書き切る姿に、どれほど励まされてきたことでしょう。
九十を過ぎてもなお、怒りも弱さもユーモアに変えてしまうあの筆致。 読んでいると、 「年を取るって、悪いことばかりじゃない」 と、肩の力がふっと抜けたものです。
102歳まで生き抜かれたこと自体が、ひとつの物語のように思えます。 静かに旅立たれたことを知り、胸の奥がすっと静まり返るような気持ちになりました。
長い人生を全うされた佐藤愛子さんに、心よりご冥福をお祈りいたします。

