2025年10月15日(水)雨

お昼前に一宮市三岸節子記念美術館を訪れました。 近代洋画家の油彩画には以前から関心がありましたが、岡田三郎助の作品をまとめて鑑賞するのは今回が初めて。 その繊細で気品ある女性像の数々に、思わず息をのむひとときでした。ウインク

 


 

  展覧会の概要

三岸節子生誕120年記念 特別展 「岡田三郎助 優美な色彩・気品ある女性像」

会期:2025年10月11日(土)~11月24日(月・休)
会場:一宮市三岸節子記念美術館
休館日:月曜(ただし10/13、11/3・24は開館)、10/14(火)、11/4(火)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般1,000円/高大生500円/中学生以下無料
主催:一宮市三岸節子記念美術館・朝日新聞社
特別協力:佐賀県立美術館

 

 

  展覧会の見どころ

 今年は、三岸節子の生誕120年、そして彼女が20歳のときに描いた《自画像》からちょうど100年という節目の年。 それを記念して、彼女が若き日に師事した岡田三郎助の画業に焦点を当てた特別展が開催されています。

 

岡田三郎助(1869–1939)は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本近代洋画の巨匠。 フランス留学でラファエル・コランに学び、外光派の影響を受けた柔らかな光と色彩表現が特徴です。 また、女子美術学校で教鞭をとり、三岸節子をはじめとする多くの女性洋画家を育てた教育者としての顔も持ちます。


 

  印象に残った作品たち

 写真撮影OKでしたので、印象に残った作品をいくつか撮っておきました。カメラピリピリ

《あやめの衣》(1927年/ポーラ美術館蔵)
岡田の代表作ともいえる一枚。 やわらかな肌の質感、豊かな髪の流れ、そして着物の立体感が見事に描かれており、静謐な美しさに引き込まれました。


 

《少女読書》(1924年/佐賀県立美術館蔵)
読書に没頭する少女の姿が、静かで優しい光に包まれています。 岡田が追求した「気品ある女性像」の真髄を感じました。

 

3点の三岸節子肖像
正確にには三岸好太郎との結婚前ですので、吉田節子の肖像画!ニヤリ

 

《富士山(三保にて)》1920年 佐賀県立美術館蔵


 

  アトリエの再現と映像展示も

 第2展示室には、2017年に佐賀市に移築・復元された岡田のアトリエや、隣接する女子洋画研究所の様子が写真や映像で紹介されています。 当時の空気感が伝わってくるようで、作品だけでなく岡田の生き方にも触れられる貴重なコーナーでした。

 


 

  まとめ:静かな感動に包まれる時間

 岡田三郎助の作品は、どれも静かで上品な佇まいを持ちながら、確かな存在感を放っています。 三岸節子の原点をたどる意味でも、この展覧会はとても意義深いものでした。


 秋の一日、静かな美術館で優美な女性像に出会ってみてはいかがでしょうか。