2025年8月23日(土)
立命館大学で開催された土曜講座にて、無言館館主・窪島誠一郎氏による講演が行われました。Zoomで視聴しながら、絵が語る「声なき声」に心を揺さぶられました。
なぜ立命館大学で?と思っていたら、2024年に無言館と学校法人立命館が連携強化の提携を結んでいたのです。戦争によって自己実現の道を閉ざされた若者たちの記憶を共有し、平和の大切さを問いかける取り組みの一環でした。![]()
開催概要(ネットより引用)
この講座は、戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主・窪島誠一郎氏を迎え、太平洋戦争で命を落とした若き画学生たちの作品と向き合いながら、その「無言の声」に耳を傾けるという深いテーマを扱っています。
日時:2025年8月23日(土)10:00〜11:30
場所:立命館大学 衣笠キャンパス 末川記念会館 + ZOOMウェビナー
講師:窪島誠一郎(無言館 館主)
テーマ:「若き表現者」たちが遺した「若き表現者」へのメッセージ
主催:立命館大学国際平和ミュージアム
参加費:無料(要予約)
講演メモ
🏛 無言館とは
長野県上田市にある「無言館」は、戦没画学生の遺作を展示する美術館。彼らが描いたのは、家族への感謝、恋人への想い、日常の美しさ。反戦を叫ぶ絵ではなく、命の証そのものです。
窪島氏はそれらを「もう一つの命」と呼び、語られなかった夢を現代に届け続けています。
👤 窪島誠一郎氏の人生
講演では、窪島氏の生い立ちにも触れられました。靴磨きで生計を立てた青春時代、水商売で成功した高度経済成長期。戦争の記憶とは無縁だった彼が、ある絵との出会いで人生を変えられたと語ります。
🖼 無言館設立と葛藤
1997年開館。全国から集めた遺作は600点以上。窪島氏は「戦争を知らない自分が展示する資格があるのか」と自問しながらも、使命として向き合い続けています。
🌊 絵が希望になる瞬間
東日本大震災後の石巻で、津波で全てを失った男性が「この絵に出会えて、生きる気になった」と語ったエピソードは、絵の力を象徴するものでした。
💬 最後に
窪島氏の言葉が心に残ります。
「私は自分の過去を否定しない。だからこそ、無言館を守り続けたい。」
無言館は、反戦や平和を語る場であると同時に、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝える場所。絵が語る声に耳を澄ませることで、私たちは過去と対話し、未来への一歩を踏み出せるのかもしれません。
そう言えば、数年前に読んだ窪島氏の本。お勧めです。![]()
野見山暁治氏も開設に関わっていたことを思い出しました。

