2023年12月16日(土) くもり

 初めて名古屋市公館へ行きました。国内外からの賓客をもてなし、海外諸都市や姉妹友好都市との交流を深める拠点として、平成元年に市政百周年を記念して建てられました。

 地下1階には、国際交流展示室があり、名古屋市の国際交流の歩みを紹介し、海外諸都市から贈られた記念品を展示しています。


 

伝説の本草学者・伊藤圭介翁の生誕220年を記念して、記念講演会を開催します。
伊藤圭介生誕220年記念講演会

■日時:12月16日(土)13:30~15:45
■場所:名古屋市公館 レセプションホール(名古屋城駅2出口から徒歩約7分)
■講師:シンガポール植物園 ミケーレ・ロッダ氏(同時通訳あり)
    「日本における植物学の発展と二十四綱図」   
    中京大学AI研究所 河村典久氏 「伊藤圭介と印葉図」
■募集:100名(記念講演会は事前申込制)


伊藤圭介が生まれて 220 年となる本年は、さまざまな記念事業が開催されているんですね。

・東山動植物園 植物園植物会館1階 
 伊藤圭介生誕220年記念展 2023年12月12日(火)~12月17日(日)
・ZIP-FM 12月17日(日)20:00~ 
 名古屋の偉人 伝説の植物学者 伊藤圭介 生誕 220 年メモリアル 

 

 

 

【講演メモ】

・二十四綱図:伊藤圭介がシーボルトから譲り受けた「日本 植物誌(Flora Japonica)」を訳述し、刊行した「泰西本草名疏」 に附録として添付したリンネの植物分類図面のこと。

・印葉図:植物の形を墨で写し取る技術のこと。伊藤圭介は尾張本草学の中でその技法を学んだ。

 

 

いただいた『伊藤圭介』のパンフレット

 

 

本草学 ほんぞうがく とは、中国の薬物学で、薬用とする植物・動物・鉱物の、形態・産地・効能などを研究する学問。 日本では江戸時代に全盛をきわめ、中国本草書の翻訳・解釈にとどまらず、日本に自生する植物・動物などの研究に発展した。

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