2023年2月5日(日) 晴れ
久しぶりに岐阜県美術館に行ってきました。


 

第11回円空大賞展 共鳴-継承と創造-
期間:2023年1月20日(金)〜3月5日(日)
時間:10:00〜18:00
夜間開館日:第3金曜日(1月20日、2月17日)は20:00まで開館(入場は19:30まで)
観覧料:一般800円
休館日:月曜日
会場:岐阜県美術館 展示室3、美術館ホール
主催:岐阜県、岐阜県美術館
円空大賞:須藤 玲子
円空賞:David Nash、中島 晴美、舟越 桂、三島 喜美代

 

(ネットより引用)
 円空は、江戸時代に美濃国で生まれ、修行僧として全国を行脚しながら生涯に12万体もの神仏像を彫り続けたと伝えられています。岐阜県では、「円空の独創性や慈愛の精神」を注目すべき本県の個性と捉え、平成11年度より土着の伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している芸術家を「円空大賞」として顕彰しています。21世紀の円空ともいうべき受賞作家たちの作品が一堂に会する本展は、優れた現代美術展として高い評価をいただいています。
 第11回円空大賞展では、円空の生き方を感じさせる5人の現代作家が選ばれました。天然繊維や合成繊維に限らず、和紙、生分解性プラスチックなど様々な素材に注目し、全国各地の職工、染色職人と協力しながらテキスタイルデザインの可能性を追求し続ける須藤玲子(円空大賞)。風倒木や立ち枯れ木を素材とし、それを育てた自然の中で、土地の人々と関りながら滞在制作をし、作品に新たな命を吹き込むDavid Nash。粘土という素材の持つ可塑性とその焼成によって表現される形態の変化に、伝統的な器ではなく、造形的な美を追求する中島晴美。一貫して「人間とは何か」というテーマを追求し、自分自身と向き合う人間の姿を、自身が確立した楠の木彫に大理石の玉眼を埋め込むというスタイルで、表現し続ける舟越桂。「陶」を用いて、氾濫する情報や大量消費商品がゴミに変わっていく現代社会の不安感や恐怖感を訴えるとともに、溶融スラグを素材とし、環境問題にも関心を深める三島喜美代。(以上、円空賞)。
 第11回円空大賞展では、岐阜県羽島市の円空仏7体と受賞者の作品が響き合う会場構成を試みます。円空の生き方、願い続けたもの、そして、受賞者が継承し創造したものが美しく共鳴する本展に是非ご期待ください。

 

《こいのぼりなう!》2018 須藤玲子(円空大賞)布製の50匹のこいのぼりが天井を泳いでいます。

 

中島晴美氏の作品。《ざわざわするかたち》

水玉模様で自身の内面を表現した陶器。確かに、こころがざわつきますね。

 

 

 

円空賞の三島喜美代氏の作品
陶に商業広告チラシを転写し、砕けたパーツとともに大量に床に散らばらせてあります。

 

 

 

舟越桂(ふなこし かつら、1951年5月25日 - )氏の作品。 父は彫刻家の舟越保武

 

《海にとどく手》(部分)2016年

静謐な雰囲気の木彫に透き通った玉眼が美しく、神秘的な彫刻です。ウインク

 

 

《水に映る月蝕》2003年 楠に彩色、大理石

潤んだ瞳が印象的です。大理石の玉眼。

 

 

《スフィンクスには何を問うか》2020年

 

 

個人的には、円空仏は別に展示した方がいいと思ったのは私だけ?