社員に意識改革を促したいなら、まずは社長の意識改革から | 心意気から始める経営改革のススメ

心意気から始める経営改革のススメ

感情と紐づき、その人を突き動かす原動力である「心意気」を言葉にし、売上アップや人材育成に活かす「心意気経営」。「孤立無援」の状況を個性が立って応援される「個立応援」に変えることで、一人ひとりが自然体で成長し、真価を発揮する世界を目指します。

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

経営者の集まりで、「良い会社の特徴ってありますか?」という質問をいただきました。

私の答えは「社長が社員を自慢する会社です!」


社長が自分のことを自慢する会社はたくさんあります。

また、社員の話になった時、「ウチの社員はねぇ・・・」と、社長が社員についてぼやく会社も少なくありません。


けれども、お話を聞いていて、「この会社、スゴイなぁ」と感じる会社では、例外なく、「この前A君がこんなことをしてくれた」、「Bさんの行動にはすごく感激した」というように、必ず社長が社員の自慢をします。


社長の指示通りに社員が動くのも、けっして簡単なことではありません。

けれども、社長が社員を自慢する会社では、社長の指示がないところでも、社員が自立的に動いて社長自身も驚いているのです。


そして、その会社には、社長と社員との間に意識の統一性があるように思います。


以前「専門コラム」でも書いたのですが、飼い主とペットとの関係を社長と社員との関係に置き換えて考えてみると、社員の自立を志向する社長は社員に猫型の行動を促しています。

一方、多くの社長は従来社員に対して、犬型の行動を強いてきました。

 

 

社員の方も、今まで犬型で行動してきて支障がなかったのに、急に猫型で動けと言われても戸惑います。しかし、一番困るのは、猫型で行動しようとしているのに、社長の判断基準が犬型のままという時です。

社員の意識を改革する時、案外ネックになるのは社長の意識改革ができていないという時です。

「社長の嗜好を無意識に社員に強要するのは成長が止まる会社、社長の嗜好を意識的に社員が共感するのが成長し続ける会社」

です。

 

 

なお、社員を巻き込む形で、会社を成長軌道に乗せたいとお考えの方は「心意気セッション」をご活用いただければ嬉しく思います。