ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
私が社会人になったのは38年前。
自分では分かりませんでしたが、他人から見ると、やはり初々しい新人さんに見えていたのでしょうか。
先日ある経営者とお話している時、「ウチの担当者は新人さんばかりだ」という話題になりました。
その会社では某大手都市銀行と取引があるのですが、担当者はいつも初めて営業に出る人ばかりということでした。
その経営者からすると、新人さんは一所懸命やってくれるという長所はあるものの、「いざ何か相談しようと思った時には物足りなさを感じる」という短所がある模様です。
しかも、銀行の組織変更があり、今まで支店の担当だったのが、中小企業専門の関連会社の担当に変更になったのだとか。
その会社はまだ規模はそれほど大きくありませんが、これから更に飛躍する素地のある会社です。
そのような会社を初期の段階で見つけてともに成長していくことに仕事の醍醐味があると感じます。
けれども、某銀行の対応を見ている限り効率性ばかり重視して、きっちりとお客さんと向き合っていないのではないかという気がします。
新入社員が一人前に育つには、それなりの時間と経験が必要です。一方で、まだそれほど大きくない会社が育っていくにもやはり時間がかかります。
会社も人も育てるには本気で取組まないと絶対にダメ。
「まぁ、適当にやってよ」では結局は遠回りになります。
学生が解く問題には必ず正解があります。しかしながら、社会人が直面する問題には必ずしも正解がありません。
このため、各人が創意工夫しながら、「どうやったら正解に辿りつけるか」を考えて仕事をするのですが、A部長とB部長では性格も、考え方も異なるので、
・A部長にとってしっくりするやり方が 部下にとってベストのやり方とは限らない
・B部長で上手くいく思考法が部下の成長につながるとは限らない
ということが起こります。
解決方法はいくつかありますが、少なくとも「これだけは絶対やろうね」という基本中の基本のルールだけは会社としてしっかり決めて、社員任せにしないことが大切。
仕事の目的や意義は相手に伝わるまで粘り強く伝え続けるやさしさが求められます。
一方で、大半の人には伝わっているのに頑なに言動を変えない場合は、やさしさがかえって仇となることもあります。しっかり注意して厳格に対応するという厳しさを持って対応しましょう。
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