ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
・赤字体質のビジネスモデル
・危機感に乏しい放漫経営
・経営陣による会社の私物化
・繰り返されるお家騒動
・大株主との意見対立
・売上金の横領
・海外進出の失敗 etc.
普通の中小企業だとどれか一つだけも、会社が倒産しそうな項目ばかりです。
しかし、これらの問題が次から次へと噴出しても、まだ倒産していない中小企業があります。
それは、ウルトラマンで有名な円谷プロです。
以前本屋に行った時に、題名にひかれて買った「ウルトラマンが泣いている」。
円谷プロの六代目社長円谷英明さんが、僕らのヒーロー・ウルトラマンを翻弄した「大人の事情」について書かれています。
さすがに現在の円谷プロには創業者一族がいないそうです。
ただ、こんなにトラブルがあっても、会社として倒産していないのはウルトラマンという強力なコンテンツがあったお蔭。
普通ならとっくに倒産しています。
本の「はじめに」で
「今もウルトラマンを愛してくださる皆さんにとって、あまり知りたくないエピソードも含まれているかもしれません。」
と著者自身が書いています。
そして、書かれている内容は、ウルトラマンやウルトラセブンを見て育った私にとっては少なからずショックな出来事のオンパレードでした。
どういう形でビジネスを行うのか。答えはけっして一つではありません。
先日お話をお伺いした経営者の場合は、「黒字経営を維持できるビジネスモデル」が鍵を握っていました。
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37年連続黒字経営を支える根本原則
普通の中小企業ではウルトラマンのような強力なコンテンツはありません。
事業を長く続けていくという観点からすると、「利益がしっかり出るものをちゃんと売っていく」というシンプルな原則に行き着きます。