みなさんは「Zの法則」という言葉を聞いたことがありますか?

 

「Zの法則」とは、人の視線の動きには一定の法則があるということを説明したものです。

 

 具体的にいうと、チラシなどの紙媒体を見る時に、人の視線は「左上」⇒「右上」⇒「左下」⇒「右下」と、ちょうどアルファベットのZの文字のように移動するというものです。これはデザインや流通の業界では昔から一般的に知られた概念だそうです。


 

 これを踏まえてプレゼン資料の構成についても、この流れを意識して作成すると読みやすい資料になります。

 

 一例を挙げると以下のようになります。

 

 ・ページのタイトルは左上に

 ・メインとなる内容は説明したい順番に沿って左から右へ

 ・グラフや図表は左側に配置し、それらを説明する文章はグラフや図表の右側に配置する

 ・(補足情報である)ページ番号は右下に配置する

 

 このように読む人の目の動きに合わせてレイアウトを工夫することが大事だと思います。ちょっとした配慮なのですが、この法則を意識するだけでも資料の見やすさが格段に向上します。

 

その結果、読む人の負担を軽減することになり、あなたの資料への理解が高まることになるのです。