小児科外来をしていると、「薬ください」を口癖のように言われる親をみかけます。
親御さんの心配な気持ちは十分わかりますが、
薬だけで病気が治ると思ったら間違いです。
確かに、命に関わる救急医療では、薬は100%必要です!
しかし、生命に関わらない救急医療以外の場所で、はたして薬だけに頼ることは正しいのでしょうか?
小さな小児の時から「風邪をひいたらすぐ小児科受診→投薬」
というサイクルを繰り返していたら、
体の中は化学物質まみれになりかねません。
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薬というものは、有効成分以外に以下のようなものが含まれていると考えられます。
例えば味付け、香り付け、漂白剤、安定剤、防腐剤、凝固剤など、
添加物のオンパレードです。
いくら食品添加物をとらないように頑張っても、ちょっと薬を飲むことでたくさんの添加物・化学物質を摂取できます。
石油からできているものも多いでしょうから、なかなか代謝して排泄することもできないでしょう…。
そのような人工物を子どもたちに飲ませたくはないですよね…。
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コンビニのように受診してしまう今の小児医療、
そして、すぐ薬を処方してしまう小児医療・・・
このような環境を作ってしまったのは、私たち小児科医の責任と考えています・・・。
世の中のお母さんたちには、
「なぜその薬が必要か?」
「どうすれば強い子どもに育つことができるか?」
「病院を受診すべき時はどんな時か?」
「家での注意点は何か?」など、
かかりつけの小児科医に、薬を飲むこと以外のことをもっともっと質問して欲しいと思いますし、そのようなことを日頃からもっと学ばれると良いと思います。
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私の診た小児患者さんや、私の周りにいる子どもたちの話ですが、
本当に必要なとき以外は医者に行くのをやめ、
風邪の時など「なるべく薬をのまないようにしたらすごく体が強くなった!」
と言われた方がたくさんいます^^
子どもは、変化が出るのが早いです。薬をやめれば、半年もすれば体は変わってきます。
ぜひ、できるだけ薬だけに頼らない生活をして、強くて元気な子どもに、そして病気に負けない大人に育ってほしいなと願っています。