薬だけに頼りたくないと思った経緯(その3) | 人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

心と体に優しい医療により、縁ある方々が悔いのない健康で幸せな人生を送るきっかけになりますように。

(つづき)




まずは、宮島賢也先生の講演を聴きに行きました。




宮島先生は、湯島清水坂クリニックで、精神疾患のみならずガンや小児疾患など、様々な病気を「メンタルセラピー」「自律神経免疫療法」という方法で治療されていました。




自律神経免疫療法の根底には、「福田-安保理論」という理論がありました。




その理論を提唱した安保徹先生のことは、たまたま数年前に本を読んで知っていたので、不思議な所でリンクした気持ちでした…。




以後、無職という時間のたっぷりある状態でしたので、宮島先生の診療を見学させてもらったりして、




「心が変われば生き方が変わる」




「生き方が変われば免疫力が上がる」




そんなことを学ばせていただきました。




そして、退職したあとは、湯島清水坂クリニックや、自然流育児の小児科医・真弓定夫先生をはじめ、いろんなクリニックに勉強に行ったり、その他にもセミナー・講習会・講演会など、興味のあることはどんなことでも勉強しに行きました。




たくさんの本も読みあさりました。




無職だったその期間に思ったことは、




小児科医の時代は、教わった通りに薬の処方などしていましたが、




「薬で治るというわけではない」「病気にならない免疫力の高い子どもを育てることが大事である」




ということがよくわかりました。




湯島清水坂クリニックではほとんど薬を使っていませんが、




適切な生活習慣の軌道修正ができて、自分の笑顔が自然に出るような生き方になり、人間関係などのストレスが減り、自然体の生き方ができたなら、ガンなどの病気も自然に治るんだ、ということを学ばせていただきました。







そうする中で




「自分がどうしたいのか」「本当にやりたいことは何か?」




ということを明らかにし、現代医学で言うところの小児科医でも精神科医でもない、新しい医療を目指すことにしました。




それは、




「薬だけに頼らない、自己治癒力を最大限に高める医療」




であり、




メンタルセラピーと生活習慣の改善を中心とした「自律神経免疫療法」であったのです。







それまでやってきた現代医療の主流派である西洋医学の道を全て捨てたわけです。




大学病院や保健医療をおこなっている医者からは「あやしい医者」「あやしい医療」と言われている分野に足を踏み入れたのです。




捨てるには勇気も要りましたが、それが、自分がもともと目指していた道に一番近かったわけで、自分を信じて、この医療に足を踏み入れました・・・。










現在、「薬だけに頼らない、自己治癒力を最大限に高める医療」を始めて1年が経ちます。




ブログで紹介しているような、良い結果もたくさん出ています。




しかし、まだまだこれで満足しているわけではありません。




自分の理想からすれば、まだまだ足元くらいのレベルです。




自律神経免疫療法は素晴らしい治療法ですが、それだけで全てが解決しない場合もあります。




ですから、自律神経免疫療法に足りないものを補いながら、常に色んなものを取り入れて診療しています。




常に自分を磨き、クリニック自体を進化させていこうと考えています。




そして、多くの縁ある方たちが笑顔になるように、お手伝いできたらと考えて仕事をしております。




私が働いている湯島清水坂クリニックは、保険がきかない全額自費の自由診療クリニックです。それでもたくさんの方に来ていただいていますことは感謝の気持ちでいっぱいです。




保健医療という制度にあぐらをかいていては、国家予算は破たんしてしまいます。



いかに病気にならない生き方をするか?ということを広めることが、国民医療費問題を解決するためにも重要であるし、



人が幸せになる入り口でもあると思うのです。










とにかく、仕事を楽しみながら、患者さんの笑顔を生きがいにして、全身全霊でやっていくつもりです。







これからもどうぞよろしくお願いいたします。







(おわり)