40代後半から気になるホルモンの低下。
色々なホルモンがありますが、やはり顕著にダメージを感じるのはエストロゲンの低下です。
エストロゲンが不足するとどうなるの??
見た目の問題点としては、皮膚の乾燥やたるみ・顔のシワが増えます。
また髪の毛のボリュームが減り、毛が細くなる。
その他にも、胸のハリが無くなったり元気が無くなったり。
若い時はしっかり分泌されるエストロゲンホルモン。
その効果に関しては、心臓疾患や脳梗塞の予防、有名なのは骨粗鬆症予防ですね。
それに加えてコレステロールを下げる作用があったり、(50歳位から悪玉コレステロールが上がる方も多いです。)
後は記憶力の維持などです。
日本ではまだまだエストロゲンを補充すると、乳癌になると恐れをなす方もいらっしゃいます。
もしエストロゲンやプロゲステロンが1番の問題であるのであれば、20代に癌など好発するはずです。
エストロゲンの誤解と言えば(WHIの論文)は合成のエストロゲン(プレマリン)と合成のプロゲステロン(プロベラ)の組み合わせによって乳癌の増加(0.1%未満です)が指摘されました。
合成ホルモンと天然ホルモンの違いは大きく、合成ホルモンのプレマリンはエストロン・エキリン・エストラジオールの組み合わせになっています。(ちなみにエキリンは馬由来の成分です。)
重要な事は天然のエストロゲンとプロゲステロンをバランスよく取ることです。
そのために当院では細かく採血や採血で分かる癌の検査などを併用して安全・安心に補充していきます。
50歳過ぎたら天然ホルモン補充治療をお勧めします。