人生の導火線ともいわれる「テロメア遺伝子」
テロメアの長さは加齢する過程で細胞分裂が起きるたびに短くなります。
細胞死≒テロメア自身も遺伝子転写の度に損傷して短くなり、6-70回くらいで消滅します。
この遺伝子の長さが短い方は様々な疾患に罹患するリスクが高くなると言われています。
ではテロメア遺伝子を保つには?
・運動・食事・良眠に加えて
・良質のマルチビタミンミネラル・メトホルミン
ここ最近はβカロテンがテロメアの短縮を防ぐと言われています。
当然ですが、当院で推奨しているマルチビタミン・ミネラルにはβカロテンがかなり多めに含有されています。
パセリ、にんじん、ホウレンソウなどに多く含まれるβカロテン。
抗酸化作用や免疫賦活作用を持つだけでなく、ビタミン A に変換されることで皮膚や粘膜の保護、光刺激に対して重要な役割があるとされています。
また、酸化ストレス軽減によるテロメアの保護にも役立つと考えられています。
論文では、高齢者を対象にβカロテンと細胞老化指標の関連性を調査した結果
アルツハイマー病患者は健常者と比較して血漿中のβカロテン濃度とテロメア長が有意に低かった
アルツハイマー病患者ではβカロテン濃度とテロメラーゼ活性に正の相関関係が示された
と報告されています。
参考論文:Virginia Boccardi et al.Beta-carotene, telomerase activity andAlzheimer's disease in old age subjects.European journal of nutrition. 2020Feb;59(1);119-126.
サプリメントの内容も重要ですね!