酒さについで乾癬でお悩みの方も多いです。
保険診療で出来る事は全てやりつくした!と言う方が御来院されます。
乾癬ってどんな病気?
乾癬は自己免疫疾患の一種です。
皮膚の乾癬や乾癬性関節炎など症状も多岐にわたる、全身疾患です。
原因は免疫システムの過剰反応。
自己免疫疾患は、免疫システムが自分の体に対して炎症反応を起こしたときに発症します。
免疫システムが正常に反応しているときは、病気の原因となる有害物質で体内に入ってくる細菌、ウィルス等の病原体から守る役割を果たしています。
が、、、、乾癬や乾癬性関節炎を患う患者さんの免疫システムはこういった病原体の侵入がなくても自分自身の身体に反応してしまいます。
そして自分の細胞を有害物質とみなして攻撃してしまい、皮膚と関節に対して反応を起こします。
(研究者は今も体内物質で免疫システムが抗原と認識してしまう物質が何であるかを突き止めるための研究を続けています)
乾癬の症状を引き起こす引き金(トリガー)は決して共通ではありません。
1人の患者さんにとって、乾癬の症状を引き起こす原因が、他の患者さんにとっては原因にならない場合もあります。
ストレス、怪我などによる皮膚の損傷、リチウム・抗マラリア剤・β遮断薬・キニジン・インドメタシンといった薬剤、扁桃炎などの感染は、乾癬の症状を引き起こすトリガーになると言われています。
当院では乾癬のトリガーは大きく分けて皮膚感染症、乳糖などの不耐症、接触性皮膚炎が組み合わさったものと考えています。
これらを生活から排除して、お勧めするオムニキュアジェルを併用して治療をお勧めします。
ステロイドを離脱するには時間がかかりますが、じっくり治療していくのがポイントです。