50歳と言う閉経を迎えての悩みの多い「リウマチ」
リウマチの原因は何ですか?
いまだ原因はよくわかっておりませんが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することがあります。
“自己免疫疾患”の1つです。(その他にも橋本病やSLE、強皮症などもあります)
治療法は抗リウマチ薬の「メトトレキサート」の内服ですが、ここ最近は生物学的製剤まであります。
この生物学的製剤は、TNFα・CTLA-4・IL-6 を抑える治療です。
当院では、これらの炎症物質を出さないようなライフスタイルをお勧めしています。
また、加圧トレーニング(アメリカではかなりいい成果が出ています)やナチュラルホルモン補充もお勧めしています。
閉経を迎えると、女性は女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)がほぼ0になります
エストロゲンは女性としての潤い例えば、髪の艶や肌の張りなどを維持します
そして、骨粗鬆症や心筋梗塞のリスクを下げます
最高の抗酸化物質でもあるので、この閉経を境に様々な病気になる方もいらっしゃいます
関節のきしみや痛み・こわばりのお悩みが増えるのもこの年代。
一般的にはリウマチかな?と思う症状ですが、リウマチの検査などは問題無いという方も多く整形外科や膠原病内科では治療法がないという場合も多いです。
また、へバーデン結節と言う診断を受けたけど、治療法は無いと言われましたと言う方も多いです。
その場合、是非一度ナチュラルホルモン補充治療をしてみては如何でしょうか?
ナチュラルホルモン補充治療をすると様々な症状が解決する場合が多いですが、しっかり採血をしてその原因が女性ホルモンにあるのか?
DHEAや甲状腺ホルモンにあるのか?など、調べることが重要です。
50歳前後の不定愁訴がある女性は何でも更年期?などで解決される方も多いですが実際にはそれだけが原因とは限りません。
エクオールやプラセンタを女性ホルモンだと思っておられる方もいらっしゃいますが、ホルモンではないので要注意です
外来ではホルモン補充治療を組み合わせた治療をされている方の方が満足度が高いです。
どの病気もコンビネーション治療が重要ですね。