鼻まで覆うファッションが、風邪予防になるようです。 | ドクターズガイド オフィシャルブログ 名医から聞いたとっておきの話

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風邪の予防には、鼻を保温することが重要という記事がありました。エール大学の研究グループによる報告です。

ライノウイルスは一般的な風邪のウイルスですが、マウスを使った実験によると、感染した細胞の温度が33度まで下がった時点で急に繁殖が活発になることがわかりました。人間の場合、体の奥は通常37度程度ですが、冬の寒い外気のなかでは鼻腔内の温度が33度を下回ることもあり、こうした時にウイルスがどっと繁殖して風邪を発症することになります。

ほかのウイルスでも同じという記載はなかったのですが、人間の免疫力自体が37度~42度でもっともよく働くようになっていますので(ドクターズガイド:冷えないために 体温36℃の理由http://dr-guide.net/www/?p=5329)、同様に考えてもいいと思います。

となると「とにかく鼻を保温する→鼻をカバーする→マスク」というのはごく自然な流れで、すでに昨今、健康だけでなく美容のうえからもマスクの使用が日常的になった日本人にとってありがたい話と言えるでしょう。

しかしこの「マスク」というものについて、少々考えるところがありました。今回の場合重要なのは鼻を保温することですから、それが実現できればマスクでもなんでもいいわけですが、日本以外の国で医療従事者か重病人以外があの白いマスクをするという習慣のあるところはほとんどなく、日本を訪れる外国人にとっては奇異に映るという話も聞きました。
この記事でも、日常的にマスクを使う習慣のないイギリスの、カーディフ大学のロン・エクルズ教授は「ウールのスカーフで鼻までカバーする」ことを勧めています。

確かに、街なかにあふれる白いマスク姿を見ますと、もう少しおしゃれな方法で実現できてもいいよなと思うこともあります。最近は登山用のスマートな目出し帽や、鼻から下を覆う近未来的デザインのフェイスカバーなどを見かけますが、現時点ではまだ街なかではちょっと使いづらい。その点スノーボードファッションのフェイスカバーは、耳にかける紐つきでずれなくなっていますし、かなりファッショナブルですからいいかもしれません。

マフラーをぐるぐる高く巻いて、フェイスマスク状態をほぼ実現しているおしゃれな方も多いですね。清潔を保つように注意すれば、これはばっちりではないでしょうか。

個人的にぐるぐる巻きは首コルセットのようでちょっと不満だったのですが、最近、正方形のスカーフが以外といい具合なのを発見しました。一辺1mくらいある大きめのものを三角に折って顔全体を覆い、端を首の後ろで交差して前へ持ってきて、前に下がっている布と体の間で結んでから、顔の布地を目が出るところまで下ろします。スカーフの色柄しだいでは西部劇の悪役みたいになるところをみると、あれはこうやって結んでいるのでは?と思われました。

結ぶ最中の姿が怪しいのと、多少緩めであるという問題はあるのですが、張りのある生地ならそこそこ高さをキープでき、鼻の周りに湿気と温度をキープするには十分用が足りるし息もしやすい。首の後ろが低くなっているので、固定された感じも少ないです。ぐるぐる巻きが苦手という方がいたら、お試しください。

とはいえ、見た目が画期的に素敵なマスクがあればそんな工夫もいらないわけで、マスク先進国日本の企業にぜひ期待したいです。