シミのレーザー治療経過 | タウン形成外科クリニックDr.工藤勝秀のブログ ~美容外科・形成外科のあれこれ~

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「安心・安全」をモットーに美容外科診療を行っています。このブログを通して、日々の診療で行っていることや自分なりの考え方を少しづつお伝えしていきたいと思っています。


しみのレーザー治療後初期の段階の経過をお見せします。
通常外来では以下のようなお話をさせていただいています。

①レーザー治療部位はやけどの状態となるため、約1週間程度軟膏を塗ってください。

②7-10日程度で日焼けのあとのような薄皮が取れます。

③薄皮が取れた部位はピンク色の肌の状態となり、3-6か月程度で徐々に肌色の状態となります。

④レーザーを照射した部位には日焼けやこするような行為は禁止です。また、場合によっては美白剤のハイドロキノンを併用していただきます。

⑤きちんとケアをしていただいたとしても、一定の割合で炎症性色素沈着を起こすことがあります。
その際は、通常半年程度ハイドロキノンを併用しながら待つことで徐々に落ち着いてきます。

簡単ではありますがこのようなお話をさせていただいています。
実際の薄皮がついている状態などを含めてお見せしたいと思います。

レーザー照射前です。

しみ①

レーザー照射後1週です。
薄皮がついた状態と取れた状態(どちらも同日)です。

しみ②
しみ④

取れた薄皮の状態です。

しみ③

レーザー後3か月の状態です。
赤味も落ち着いてきています。




レーザーの適応をきちんと見極めれば、概ねこのような状態になります。
もちろんこの後のスキンケアが大変重要です。

参考になれば幸いです。