今回は9/1〜9/7の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。

 

前回の情報は以下:

 

 

首都圏、大阪、愛知、福岡などの周囲の県で新規の陽性者者数は高い値が続いていましたが、ようやく徐々に減ってきているようです:

こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。

人口の多い地域とその近隣に多いのが分かります。

先週とほぼ同じ様相ですが、やや感染者数は減っているようです。

 

 

こちらの図は、10万人あたりに換算した新規陽性者数となります。

実数データとほぼ同じ分布ですが、先週と比べるとオレンジ〜赤の(人口あたりの新規陽性者数が多い)エリアはやや減った印象があります。

 

|| 10〜19歳の新規陽性者数

 

10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。

10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。

東京周囲、愛知、大阪、京都、福岡、沖縄はまだ高いようです。ですが、先週よりはやや減少している印象ですね。

 

|| 0〜9歳の新規陽性者数

 

0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。

 

この年齢層のほうが全体的に少なめな分布ですが、沖縄、大阪、東京は相対的に高いようですね。

こちらも10〜19歳のデータと比較すると、感染者の実数、10万人当たりの数は少ないものの、週の推移では淡いオレンジのエリアはやや減った印象があります。

 

|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド

 

次は、8/4〜9/7の5週間における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。

 

東京とその周辺は先週より新型コロナの陽性者数はやや低下しており、ダウントレンドに入ってきている印象です。

 

一方で、沖縄や愛知はやや上昇、大阪もピークアウトしてきている印象です。

 

北海道+東北エリア

 

 

もともと感染者数は高い地域ではなかったですが、それでも落ち着いてきているようです。 特に北海道は8/18の週を最後に下降してきています。
 

関東エリア

 

東京、千葉、埼玉、神奈川は非常に高かったですが、8/18-24以降をピークに、徐々に減少してきている印象です。
 

 

北信越のエリア

 

もともと感染者数は多くはないエリアですが、横ばい〜下降気味で推移しているのが分かります

 

 

東海四県

 

ピークは関東より1週間遅れていたようですが、どうやら減少傾向にあるようです。 ただ、愛知の減少幅は他県に比べて小さい印象ですね。

 

近畿エリア

 

8月中旬〜下旬にかけて増加傾向でしたが、先週よりは増加していないようです。 大阪が最も陽性者が多かく増加の勢いが強かったですが、減少の兆しがみえます

 

 

中国地方

 

もともと陽性者の値が高い地域ではないですが、落ち着いています。 広島や岡山の増加が気になっていましたが、減少しています

 

四国エリア

 

先週まで高知が謎!?の上昇をみせていましたが、落ち着いてきているようです。 残りの3県は落ち着いています。

 

 

九州エリア

 

福岡を中心に一部、感染者が高い傾向にありましたが、関東と同じように8月中旬をピークに落ち着いてきているようです。

 

 

 

新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。

12歳未満はワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループになり得ます。

 

また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。

 

 

*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで個人的な分析です)。

また、図表の著作権は管理人にあり、無断転用を行わないようお願いします。

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