昨日のブログで、汎用HDMIケーブル選手権の様子をご報告いたしました。

 

 

少なくともヨドバシカメラで手に入る、いわゆるマニア向けの1万円以上の製品群を除いて(というか、手持ちのAudio Quest Cinnamon 48、Furutech HF-X NCF、Furutech HF-A NCFを交えても)、最も音が良いのは、ELECOM社製のDH-HD21Eシリーズ(試聴品は1.5mの物でした)でした。実は、以前にLANケーブル比較をしたときも、汎用のELECOM社製のCAT 8のLANケーブルがオーディオ用の1万円前後の製品よりも音が良く、びっくりした覚えがあります。

 

少なくとも我が家では、DELAのオーディオ用LAN ケーブルや、AIM電子のエントリーケーブルNA2と比べると、遙かに安価な、ELECOMの汎用LANケーブルLDOCTT/BM10の方が音はハッキリと良かったです。

 

私自身忘れていましたが、実はSPFモジュールもELECOM社の業務用の物が音が良く、中古で手に入れたPanasonicの定価6万円程度の製品とそれほど大きく違いませんでした。

 

 

ここまで来ると、ELECOMという会社自体に非常に興味がわいてきます。他社と同等以下の値段で出している製品でおそらくオーディオ用などのようにこだわりまくって作っているわけでもないのに、オーディオ用のケーブルを遙かに凌駕するような音を聴かせてくれたり、6万円の製品と同等に近い音がするモジュールを1万円程度で販売していたり。

 

私は別にELECOM社とは何の関係もありませんし、何かリベートをもらっているわけでもなく、単に自分の興味で購入していろいろ比べているだけなのに、何故か、ELECOM社の製品はこだわって作ってあるはずの一般的な基準で言えば非常に高額な1−3万円程度の製品をその1/10程度の一般的な価格の値段の製品で越えてくるのです。

 

ELECOM社は大阪に本社がある、会社で、自社で製品開発をしているのかもよくわかりません。元はOA家具メーカーだったようですが、DXアンテナやいろいろな企業を買収し、おそらく自分たちで物作りをはじめようとしている感じですが、基本は物作りは他社に発注している感じです。

https://www.elecom.co.jp/ir/enterprise/

 

いずれにしても例えば、BuffaloがDELAを作って、オーディオ用LANケーブルを1万円以上の値段で売っているのとは大違いで、2000円未満の汎用ケーブルで1万円のオーディオ用LANケーブルを越えてくると言う格好良さです。

 

興味深いです。