今日、ソナスファーベルを購入したお店で、JBL K2 9900の中古が。これまで、JBLは巨大だし、ウーファーが40cm近いし、なんとなく、私には合わないだろうなと思って敬遠していました。実際、ちゃんと聴くのは初めて。2009年の発売です。

ちなみに再生系は、accuphase DP720→ソウルノート P3→ソウルノートプリメインパワー部(プリメインの型番は聞き忘れました)。

まずは、山下達郎アルチザン。

こ、これは凄い。。。。。。

迫力が違います。音が滑らかです。ベースがブンブン言ってます。音場は広大。解像度が低いわけでは全くなく、細かい音が立体的に散りばめられ耳に飛び込んできますが、決して刺激的ではないです。YGとかの音は私が記憶している限り、もっと細かく上品でふわっと漂うようすごく細かい砂粒みたいに流れてきて、気持ち悪いほどの実態感があるのですが、こっちはもっと力強いというか。うーん、表現できませんが、とにかくすごいんです。今まで聞いたことがない細かいところもよく聞こえますがそれが迫力を伴っています。

 

次に、米津玄師を聞いてみます。

冒頭のカンパネルラ。??????.

うちで聞くのとほぼ同じ。ほとんど変わりません。なぜに?

米津玄師のこのアルバム、実はどのシステムで聞いてもある程度以上のシステムになると皆同じような感じに聞こえてしまいます。いつもの通りです。

入門機から中級機ぐらいまでは十分試聴に使えます。しかし、中級機以上だとあまり代わり映えしません。例えば、うちのKEF LSXとディナウディオ C2でも確かに違いますが、マイケルジャクソンのようには違わないなと思っていました。それが、山下達郎で驚天動地の音を聞かせてくれた K2 s9900を持ってしても、ディナウディオC2とほぼ同じ聞こえ方です。

このアルバム、ある程度以上のシステムであればそれ以上には聞こえない可能性が高いです。

というわけで、冒頭のカンパネルラを聞いただけで次に行きます。

 

This is it.冒頭から聞きます。これもやっぱりすごいです。バスドラムの連打が気持ちいです。dynaudioよりも音が柔らかいのに迫力があるというか、おそらくもっと下まで音が伸びているのだと思います。女性コーラスも、フワーッと広がりほんとに気持ちよく包まれる感じでこちらに声が飛んできます。

Black and Whiteの冒頭の子供と父親の掛け合いの距離感が非常によくわかり、びっくりしました。また、最後の父親の言葉が聞こえなくなる感じなのですが、実は、演奏の向こう側右奥できちんと叫んでいました。それもはっきりわかります。

正直、いつまでも聞いていたい。これすごいです。

 

実は、YGに一目惚れして以来、こんなにいいと思ったスピーカーはありません。YGやディナウディオとは全く毛色が違いますが、これはすごかったです。

 

自宅でC2の音を聞くと、なんとなく味気なく感じてしまいます。これまで聞いたスピーカーは、Dynaudio confidence 20, Dynaudio confidence 30、YG acoustics Hailey 2.2、sonus farbel Olympica NOVA III、どれも、自宅に帰ってきて、自宅の音を聞くと、ああ、これでもいいかなと思えたのです。でも、でも、でもです。このK2 S9900はまた聞きたい。C2が味気ない。聞かなきゃよかった。なんとかK2 S9900の音を頭から追い出さねば。ああ。まずい。

だって、あんな巨大なスピーカーうちには置けませんから。あの音が中古であの値段なら、欲しいです。本当に。でも置けません。聞かなきゃよかったです。忘れたい・・・・。

 

これまでの旅の経過です。