討論会後、民主党もマスコミも皆てのひらを返すようにバイデンがボケた、認知症だと既に皆知っていることを改めて騒ぎ立て、8月の党大会で候補者を引きずり降ろしに動き始めた。

 

  哀れを催すバイデン翁

宮崎正弘氏

「初回のテレビ討論を終えて、バイデンの無残なパフォーマンスに民主党はパニックに陥った。NYタイムズは社説でバイデン大統領は、「レースから降りるべきだ」と書いて民主党に衝撃を与えた。だが蛙の面になんとか。バイデンンは選挙継続に頑固なまでに固執し、最後までたたかうと辞任のかまえを見せず…。おりからオバマ元大統領の主治医を努めたロニー・ジャクソンが『ニューヨ-クポスト』のインタビューに応じ、「バイデンは認知症を患っている。これは国家安全保障上、きわめてリスキーで直ちに(大統領をも)辞任すべきだろう」と語った。

 

討論会翌日のバイデンは、ラリーで演説したが、言葉は不明瞭で且つ意味不明だが、声だけは大きく、討論会の時より余程大量に薬を注射したようだった。

でも、もうそのボケ・老害を誰もリカバリーしてくれない。

 

Total news worldより。

 

 

「…アクシオスによると、ホワイトハウスの補佐官らは、ジョー・バイデン大統領が認知症の一般的な症状を示していることを確認したと報じられている。

バイデンの大統領就任以来、側近たちは「ぼんやりしたバイデン氏の姿」を何度か目撃してきたが、大統領は普段は忙しいため、そうした瞬間を無視してきたと、現職および元職のバイデン関係者8人がアクシオスに語った。バイデンが大統領としての職務を遂行する中で、時間帯が重要な役割を果たすと同メディアは指摘した。

バイデンの側近が述べた行動は、「サンダウニング」と呼ばれる認知症の症状に似ている。メイヨー・クリニックによると、「サンダウニング」という用語は、夕方や日が沈み始める頃に、特にアルツハイマー病や認知症の患者などの高齢者に起こる「混乱状態」を指す。メイヨー・クリニックによると、より極端な「サンダウニング」のケースでは、不安、攻撃性、歩き回ること、徘徊、さらには幻覚や睡眠障害を引き起こすこともあるという。」

 

 

しかし、バイデン降ろしも思ったより難しそうだ。本人はまだやる気十分だからだ。

まず大統領を辞めさせるための憲法の規定は、憲法修正第25条だ。

この憲法修正第25条は、アメリカ合衆国大統領の承継を取り扱い、副大統領が欠員の場合にそれを埋める方法と、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができない場合の対処法を規定している。

以下の通りだ。(抜粋)

憲法修正第25条

第1節 大統領の免職、死亡、辞職の場合には、副大統領が大統領となる。(大統領の空席

第2節 副大統領職が欠員の時は、大統領は副大統領を指名し、指名された者は連邦議会両院の過半数の承認を経て、副大統領職に就任する。(副大統領の空席

第3節 大統領が、その職務上の権限と義務の遂行が不可能であるという文書による申し立てを、上院の臨時議長および下院議長に送付する時は、大統領がそれと反対の申し立てを文書により、それらの者に送付するまで、副大統領が大統領代行として大統領職の権限と義務を遂行する。(大統領の職務不能-自発的引退

第4節 副大統領および行政各部の長官の過半数または連邦議会が法律で定める他の機関の長の過半数が、上院の臨時議長および下院議長に対し、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができないという文書による申し立てを送付する時には、副大統領は直ちに大統領代行として、大統領職の権限と義務を遂行するものとする。(大統領の職務不能-自発的ではない引退)その後、大統領が上院の臨時議長および下院議長に対し、不能が存在しないという文書による申し立てを送付する時には、大統領はその職務上の権限と義務を再び遂行する。 (後略)

 

バイデンが自ら引退を表明するなら、憲法修正第25条第3節により、「大統領が、その職務上の権限と義務の遂行が不可能であるという文書による申し立て」をさせればいいが、本人が次期大統領をやる気まんまん(ジルが尻を叩いている)だから、これはない。

次に、第4節により「副大統領および行政各部の長官の過半数…が、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができないという文書による申し立てを送付する時」に辞めさせることが出来るが、その際大統領職務に就くのは副大統領、つまり、カマラ・ハリスが大統領になるのである。自発的にバイデンが引退してもカマラ・ハリスが大統領になるのである。

これは民主党にとっても最悪らしい。カマラ・ハリスが無能で最低なのは皆が知っているからだ。

 

さて、もう一つ問題がある。予備選挙に対する規定が厳しい州があるらしい。

再びTotal news worldより。

 

 

民主党は進退極まりました。オバマやその側近たちが、バイデン降ろしを画策していますが、バイデンを降ろすに降ろせない状況となっています。大きな理由としては、バイデンを降ろした時の政治的矛盾、そして州が掲げている厳しい規則です。

以下、federalistとgatewaypunditの記事より。

民主党はバイデンを捨てて先へ進むことができるのか?そんなに簡単ではない

民主党はジョー・バイデンが生きている限り、それはロジスティック的にも政治的にもそれほど簡単ではない。州は土壇場での投票変更についてかなり厳しい規則を設けているが、民主党は常に土壇場で裁判所に法律を書き換えさせる方法を見つけてきた。それは大変な仕事ではあるが、不可能ではない。

民主党にとっての本当の問題は政治的なものだ。バイデンを候補者から外すには、4年間、他の党(トランプ大統領のMAGA)を「選挙否定論者」と非難してきたのにも関わらず、全50州の有権者の選挙結果を否定し、拒絶する必要がある(*)

また、バイデンを候補者から外しながら大統領として留任させるのも非常に困難だろう。もし彼が選挙活動や討論会の舞台に立つ精神的に適していないのなら、一体どうして大統領として留任できるほど適しているというのか。この戦略の欠点は計り知れず、利点はほとんどない。

そして、民主党にとっての本当の問題、カマラ・ハリスに至る。彼女は信じられないほど愚かで、非常に嫌われているため、民主党は彼女が政治的弱点であることを知っている。 

 笑うしか能がない哀れなカマラ・ハリス

民主党が候補者としても大統領としてバイデンを排除できたとしても、結局は彼女と付き合わなければならず、それは何もしないより悪いかもしれない。

そして、彼らの党全体がアイデンティティ政治に基づいているときに、ギャビン・ニューサム(カリフォルニア州知事)のような白人男性を推しながら、彼女を脇に追いやることができるのだろうか?(thefederalist)

(*)民主党がバイデンを候補者から除外すれば、予備選挙の結果を否定することになり、それは有権者の選択を尊重していないと見なされ、過去に批判してきた「選挙否定者」と同じ行為をしているとの批判を招く。

 

ヘリテージ財団の監視プロジェクトは、ジョージア州、ネバダ州、ウィスコンシン州の3つの激戦州を特定し、バイデンを民主党の候補者から外すことを難しくするとしている。

ウィスコンシン州では、死亡以外の理由での選挙用紙からの撤退は認められておらずネバダ州では、「候補者が死亡したか、精神異常または精神的に無能力であると裁定された場合を除き、選挙用紙に変更はできない。」ジョージア州では、バイデンが選挙を辞退した場合、代わりの候補者の名前は選挙用紙に残るが、実際の投票でその候補者に対する票はカウントされない

結論:交代と撤退のプロセスには、選挙の公正性に関する多くの問題がある。一部の州では、法律を順守することで、別の候補者が投票用紙に載るという目的のためにそのプロセスが失敗する可能性がある。(thegatewaypundit)

(引用終わり)

 

討論会で恥をかかせて見世物にするというバイデン降ろしがディープ・ステートの計画だった(一昨日の私の記事)とするとややお粗末である。

 

 

つまり、バイデンがもう一期できると思ってズルズル引き延ばしてきたのは誰が見ても間違いだったのだ。もっと早く、次の候補を立てるべきだったのである。

私としては、これまでの民主党が法をまともに守ったことなどないんだから、「ジョージア州、ネバダ州、ウィスコンシン州の3つの激戦州を特定し、バイデンを民主党の候補者から外すことを難しくする」といっても、それらの州の規定などブルトーザーのように踏みつぶしていけば何とかなるのである。

そして、一番手っ取り早いのはバイデンに候補辞退の引導を渡すことだ。金でも脅迫でもなんでもやって辞退させられるだろう、無法民主党なんだから。

 

そして後は前回も書いたように、トランプに勝つための手段は、不正選挙と暗殺だ。これしかない。

暗殺は皆が監視していて、実行すれば民主党が疑われるから、残りは不正選挙しかない。

ドミニオンがどれだけ暴れて、その不正指摘を無視できるかだ。前回選挙のようにはうまくいくまいが。